「受け口だと美人になれない?」と不安になる人も多いと思います。実際に受け口がどのような印象を与えているのでしょうか。
本記事では、受け口が人に与える影響や治す方法・メリットについて解説していきます。「受け口の治すことで得られる変化について知りたい」という方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
そもそも受け口とは?
受け口は主に2つに分類されます。それぞれの特徴を理解することで、自分の歯の状態がどちらなのかを把握しましょう。
反対咬合(はんたいこうごう)
受け口とは正式な歯科用語ではなく、反対咬合と呼びます。反対咬合は、上の歯と下の歯の位置が逆になっている状態を指します。
通常、歯を噛み合わせたとき上の歯のほうが下の歯より若干前に出ている状態が正常ですが、反対咬合の場合には下のほうが前に出っ張っています。受け口は西洋人と比べてアジア人に多いと言われています。
下顎前突(かがくぜんとつ)
受け口は下顎前突(かがくぜんとつ)とも呼ばれています。文字のとおり、下の顎が上の顎よりも前に出ている状態を指すため、受け口の状態となっています。
下顎が遺伝などさまざまな理由によって前方に出てしまっているため、噛み合わせや見た目に影響を及ぼしています。
受け口によって綺麗なEラインができない
Eラインと呼ばれる鼻の先から顎の先を結んだラインは、美しさの基準として用いられます。
美しいEラインとは、口元がやや後ろに下がった状態を指しますが、受け口の場合Eラインよりも口元が前に出てしまっているため、美しく見えない原因となってしまっていることもあります。
「受け口」と「しゃくれ」の違い
受け口をイメージすると、しゃくれている状態も思い浮かぶ人も多いことでしょう。
しゃくれも受け口の一種ではありますが、しゃくれの場合、下の顎が前に出ている状態以外にも、顎が長いことも含めるケースがあります。
受け口はかわいい? 人に与える印象とは
受け口で悩んでいる人は、自分では気にしているけれど他人からどう見られているのか気になることもありますよね。受け口はかわいいのかどうかともに、人に与える印象を見ていきましょう。
受け口による印象
人の表情が与える印象は当然のことながら人によって変わります。ある人にとっては受け口を魅力に感じる人もいれば、ある人はネガティブに捉えることもあるでしょう。受け口があまり好きでない人でも、目や鼻といった顔のほかのパーツが好みであれば好きになる人だっています。
受け口があるから魅力的ではない、受け口があるからかわいくないわけでは決してありません。美意識を高めたり内面を磨く努力は必要です。
女性芸能人には受け口美人も!
見た目が大きな影響を与える仕事、芸能人のなかにも受け口でありながら美しい人がいます。
女性芸人として活躍中のたんぽぽ白鳥久美子さんは、受け口と歯並びの悪さから歯科矯正をしていたことをブログでも告白しています。今は綺麗な歯並びとなり、受け口も改善しして入籍も果たしています。
また、俳優の綾瀬はるかさんも受け口だと言われることが多いですが、とても綺麗な顔立ちです。
受け口の治し方| 自分で治すことはできるの?
治療法①歯科矯正
受け口を自分でなんとかしたいと思われる人もいますが、メイクやマスクなどでカバーすることはできても、根本的な解決はできません。受け口を改善するためには、歯科矯正が効果的です。
矯正方法のなかにも種類があり、ワイヤーとブラケットを使った矯正方法と、マウスピースを使った矯正方法があります。どちらも抜歯を伴わずに受け口を改善できます。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、歯の表面か裏面にワイヤーとブラケットと呼ばれる矯正装置をつける矯正方法です。歴史も長く症例数も豊富な矯正方法です。
表側矯正は、施術できる歯科医師も多く一般的な治療方法と言えます。歯の移動範囲も広く、適応可能な症例が幅広い点がメリットとして挙げられる一方、どうしても見た目が目立ちやすく、口元が盛り上がってしまう点などがデメリットです。
一方、裏側矯正の場合、目立ちにくい点が表面との大きな違いです。矯正装置を裏側につけるため、会話をしてもほとんどバレません。
しかし、歯の表側に施す治療方法とは違い施術ができる歯科医師が少ないため、クリニック選びが難しいケースもあります。また、表側よりも高い技術が必要とされるため費用が高くつく傾向があります。
マウスピース矯正
マウスピース矯正は、プラスチック製のマウスピースを複数個製作し、歯の移動状況に応じて付け替えていく矯正方法です。
マウスピース矯正の場合、目立ちにくく痛みや違和感が抑えられることや、自分で自由に取り外しができる点がメリットです。一方、装着時間を守らないと期待どおりの効果が得られません。
マウスピース矯正は、歯の移動量が多い症例には不向きです。しかし、インビザラインでは抜歯を伴う症例も治療が可能です。また、マウスピースが得意とするのは歯の傾き改善のため、歯の傾きに原因がある受け口はマウスピースで改善が期待できます。
治療法②外科手術
歯の傾きが原因ではなく、骨格に問題がある場合の受け口は外科的な手術が必要となります。手術では全身麻酔を使って、下顎を後ろに下げる処置をおこないます。下の顎の骨を口腔内から切り、ネジのようなもので固定する手術内容で、約4時間ほどかかります。
手術の前1〜2年と術後に噛み合わせが正しくできるよう歯科矯正を伴います。
【注意】割り箸などで自力で治す方法は危険
受け口を自力で治す方法を検索してみると、割り箸を使ったトレーニングが出てきます。受け口になるのには、舌の癖が挙げられます。
割り箸を使う方法では、この舌の癖の改善を目的として、正しい舌の位置(上の顎の凹んだ部分)に割り箸を当ててから舌でその位置をタップするという方法があります。舌の癖の改善には有効かもしれませんが、受け口を治すまでには至りません。
受け口を治すとたくさんのメリットが得られる!
見た目のコンプレックスが解消される
受け口は見た目に影響します。口を引っ込めているつもりでもしゃくれているように見えてしまうほか、メイクなどでごまかしがききにくいです。受け口が治ると表情まで自然になり、自分に自信が持てるようにもなります。
体の不調が改善する
受け口の原因が骨の変形や歯列不全の場合、改善することで体の調子が良くなるケースがあります。歯列が整っていないと、噛み合わせが不十分であったり、使う筋肉にばらつきが出たりします。すると、胃腸に負担がかかる、肩こりや腰痛を知らず知らず招いていることがあるからです。
滑舌が良くなる
受け口だとはっきり話しているつもりでも、相手に聞き取りづらく感じられていることもあります。受け口を改善することで、言いづらい音がなくなり、はっきりと話せるようになります。すると、話し相手が受け取る印象も良くなることもあります。
口内環境を清潔に保てる
受け口の原因が歯列不全にある場合、歯科矯正で改善することで口腔内が清潔になります。歯並びにがたつきがあったり、重なりがあったりすると、歯磨きをしても磨き残しが残ります。すると、口臭や虫歯、歯周病などの原因となり口の中の環境が悪くなってしまいます。
歯並びが綺麗になることで、清掃性が上がりこうしたトラブルに見舞われるリスクも下げられます。
受け口を治療して「美人」「かわいい」を手に入れよう!
受け口は人によってはかわいいと思ってもらえることもありますが、気になっているとコンプレックスや自信喪失につながることも。受け口の治療は原因にもよりますが、歯科矯正で改善できます。
受け口を治すことで見た目だけでなく、全身の健康や内面にも良い影響をもたらしてくれます。受け口が気になっていたら、歯科矯正によって理想とする美しさに近づくのもありですね。
受け口はマウスピースで改善することが可能です。受け口に悩んでいたら、目立ちにくく手に取りやすいエミニナル矯正がおすすめです。無料で相談できますので、気になったらお気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
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受け口に関するよくあるQ&A
Q.受け口の歯科矯正にかかる期間は?
A.受け口を歯科矯正によって治す場合、1年半〜2年半程度の治療期間がかかります。しかし、これはあくまで目安であって、選ぶ治療方法や患者さんごとの症例の程度によっても左右されます。
Q.受け口を放置するリスク・デメリットは?
A.受け口を放っておくと、歯ブラシのしにくさなどから虫歯や歯周病などにかかるリスクが高まります。また、噛み合わせが悪いことで胃腸機能に負担がかかってしまったり、姿勢が悪くなる、頭痛、腰痛などに悩まされる人もいます。
Q.受け口になる原因は?
A.受け口の原因は大きく分けて2つです。1つに、先天的な理由が挙げられます。生まれつき顎の形が前に出っ張っていると受け口になります。また2つ目に歯並びです。下の歯が傾いて生えていることで上の歯よりも前に出てしまい、受け口になってしまいます。