一昔前までは、前に飛び出した犬歯は「かわいい」イメージがあって、芸能人やアイドルなど、よく目にすることがありました。しかしながら、海外と日本では、この飛び出した「犬歯」に対する印象が異なることをご存知でしょうか?
本記事では、海外での犬歯のイメージや、犬歯がかわいいといわれる理由などを紹介していきます。
また、尖っている犬歯を放置するリスクについても紹介しているので、尖っていたり前に飛び出したりしている犬歯があるという方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
犬歯が尖った「八重歯」にかわいいイメージがある理由

犬歯が尖った「八重歯」は、日本ではかわいいイメージを持たれることもしばしば。これはどうしてなのでしょうか?
そもそも犬歯とは、前から数えて3番目にある歯のことで、上下左右に合計4本あります。犬歯は他の歯に比べると歯の根っこが太くて長く、比較的最後まで残りやすい丈夫な歯でもあります。
この犬歯が歯列から飛び出して、隣の歯と重なっている状態の犬歯のことを「八重歯」というのですが、人によってはこの「八重歯」のことを、単に尖った形をした犬歯のことだと混同されているケースも多いです。
まずは、この犬歯にかわいいイメージがある理由について見ていきましょう。
理由①愛嬌があるから
犬歯が尖った「八重歯」には愛嬌があって、とくに一昔前の昭和の時代では、「かわいい」「無垢」などといった好印象を持たれていて、若い女性やアイドルなどのチャームポイントとして非常に人気がありました。
また、若い女性でなくても、大人の女性でも笑ったときに八重歯がチラッと見えることで、親しみやすいイメージを抱くといった方も多くいらっしゃいました。
理由②良いギャップに感じるから
犬歯が尖った「八重歯」があることで、口を閉じているときと比べて良いギャップが生まれて、かわいいと感じる方もいらっしゃいます。
これは、普段は話しかけにくい冷たい印象の人や、完璧すぎる高嶺の花のような人などが、ふと笑ったときに八重歯がチラッと見えることで、八重歯のかわいさと、普段の印象とのギャップに、魅力を感じたという方が多かったためです。
理由③幼く見えるから
犬歯が尖った「八重歯」があると、あどけなさがあって、幼く見えることからかわいいと感じる方もいらっしゃいます。
また、このあどけなさから、人によっては本来の年齢よりも若く見えるといったこともあります。
理由④小動物のような印象を与えるから
犬歯が尖った「八重歯」は、小動物のような印象を与えて、かわいいと感じる方もいらっしゃいます。
これは、八重歯の傾き具合によっても異なりますが、小悪魔のようなやんちゃでかわいい印象や、猫などの小動物のような個性ある口元の印象なども与えることもあります。
尖った犬歯がかわいい印象を持つ国は珍しい

日本では、尖った犬歯はかわいいといった印象を持っていますが、じつはこのような印象を持つ国は非常に珍しく、海外でのイメージと全く異なるケースもあります。
また、近年日本でも、犬歯が尖った「八重歯」を治してしまうという方も多く、昭和の日本では好印象だった「八重歯」の印象も変わりつつあります。
海外での八重歯のイメージ
じつは、海外での八重歯のイメージは、「かわいい」ではありません。「かわいい」どころか、相手にマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。
というのも、尖ったように見える犬歯は「悪魔」や「ドラキュラ」などを連想させてしまうため、忌み嫌われています。
また、歯に対する意識が高い海外では、歯並びは教養を示すものでもあるため、「八重歯のような乱れた歯並びを放置して、自己管理ができない人」といった悪い印象を与えてしまうこともあります。
芸能人も矯正する方が多い
一昔前までは人気だった「八重歯」ですが、近年日本では、芸能人のほとんどが「八重歯」を矯正しています。
たとえば、広末涼子さんや、元AKB48の板野友美さん、浜辺美波さんなどが挙げられます。
かわいい印象のある犬歯|放置するとこんなリスクがある

八重歯は見た目の問題だけではなく、じつは放置するとさまざまなリスクがあることをご存知でしょうか?
口内のさまざまトラブルが生じる可能性があるため、注意が必要です。
虫歯・歯周病になりやすい
八重歯になって犬歯を放置すると、虫歯・歯周病になりやすくなるリスクがあります。
なぜなら、歯列から飛び出した「八重歯」は隣の歯と重なり合っており、その重なった部分は歯磨きが非常に難しくて、磨き残しが出やすいためです。
虫歯・歯周病は、歯を失う大きな原因のひとつです。そのため、歯の健康を長く保つためには、「かわいいから」といった理由で八重歯を放置せず、早めに八重歯を治してリスクを摘み取っていくことが望ましいです。
口内炎を引き起こす
口内炎を引き起こしてしまうことも、八重歯を放置するリスクのひとつです。
これは、歯列から飛び出ている「八重歯」が、口内の粘膜に接触しやすくなり、その傷付いた粘膜に細菌が入り込むことが原因です。
とくに犬歯の構造上、歯の先端が尖っているため、粘膜を傷つけるリスクが高まります。
口臭の原因になる
八重歯の状態によっては、口臭が生じやすくなるリスクもあります。
たとえば、八重歯の突出感が大きいケースでは、口元が閉じにくくなって、口呼吸になってしまうことがあります。そうなると、口内が乾燥しやすくなり、唾液が減って口内の細菌が繁殖してしまいます。
この増えた細菌が出すガスが嫌なにおいを放出し、口臭の原因となってしまうのです。
知覚過敏が起きやすい
八重歯を放置すると、知覚過敏が起きやすくなるリスクもあります。
なぜなら、八重歯は歯列から飛び出すことで「犬歯」の本来の機能を果たせておらず、その分、他の歯に強い負荷がかかって、歯にヒビが入ってしみやすくなるためです。
本来犬歯は、他の歯に大きな負担がかからないように、噛み合わせたときに一番初めにあたるようになっていて、噛み合わせのガイド役としても機能しています。これは、犬歯が他の歯に比べて丈夫な歯だからできることで、過剰な力が他の歯にかからないように守るといった意味もあります。
しかしながら、八重歯のように歯列から飛びしているような犬歯であれば、本来の犬歯の役割がなされていません。そのため、他の歯を守れずに歯に大きな負担がかかって、結果的に知覚過敏になりやすくなってしまいます。
意外とデメリットの多い八重歯は歯科矯正によって治療可能!

八重歯によるデメリットは、矯正治療で八重歯を本来の犬歯の位置へ戻してあげることで、回避できます。
八重歯を治す方法には、「ワイヤー矯正」や「マウスピース矯正」など、複数の選択肢があります。
たとえば、「ワイヤー矯正」であれば、銀色の金属の装置だけではなく、歯の色に近い目立ちにくい「審美ブラケット」という装置を使用できたり、「マウスピース矯正」であればさまざまなブランドがあったりします。
そのため、まずは自分にあった治療法を厳選するところから始めましょう。

犬歯・八重歯に関するよくある質問

ここでは、犬歯・八重歯に関するよくある、以下の3つの質問に回答していきます。
Q.犬歯が尖る原因とは?
犬歯が尖る原因には、以下の要因が考えられます。
- 遺伝によるもの……アンバランスな顎や歯の大きさや形が遺伝することで、歯列に犬歯がきれいに並べず八重歯になってしまうため
- 奥歯が噛んでいない…犬歯を含む前歯ばかり噛んでしまい、すり減ってしまうため
- 顎の成長不足…遺伝ではなく後天的なもので、顎の成長が未熟で、歯列に犬歯がきれいに並べず八重歯になってしまうため など
Q.犬歯の役割は?
犬歯には、噛み合わせのガイド役という大きな役割があります。
犬歯はちょうど奥歯と前歯の間にある歯で、歯を噛み合わせたときに一番初めに噛み合う歯です。犬歯が最初に噛み合うことで、犬歯は噛み合わせの目印となり、上下の顎が正しく噛み合う位置へしっかり誘導するという大きな役割があります。
Q.犬歯が黄色なのはなぜ?
犬歯が黄色になりやすいのは、単に歯磨きでのセルフケアがおろそかになっていることが原因となることもありますが、その他にも歯の構造によるものが原因となるケースもあります。
じつは犬歯は、歯の表層にある「エナメル質」が薄く、エナメル質の下層にある「象牙質」が他の歯に比べて分厚いといった特徴があります。
「エナメル質」は歯の半透明の白色をしていますが、「象牙質」の色は黄色です。そのため、他の歯に比べてエナメル質が薄い犬歯は、下層の「象牙質」の黄色い色が透けて、黄色っぽく見えやすいのです。
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