「矯正治療中に外食するとき、マウスピースはどうすればよいの?」「飲み物くらいなら装着したままでも大丈夫?」などの疑問をお持ちの方もいるでしょう。
マウスピース矯正を順調に進めるには、食事前後のマウスピースの管理が重要です。口腔ケアを怠ったり、適切に装着できていないと、治療に影響を及ぼす可能性があります。
この記事では、外食時のマウスピースの管理方法や、注意点についてくわしく解説します。正しい知識を身につけて、安心して治療を進めていきましょう。
外食時のマウスピースの管理方法

ここでは、外食時のマウスピースの管理方法について解説します。
あらかじめ外してからお店に行く
外食時は、自宅や職場などでマウスピースを外してからお店に向かうとスムーズです。
商業施設内の飲食店の場合、お手洗いが近くになかったり、混み合っていたりする場合があります。
自宅や職場であれば、周囲の目を気にせず落ち着いて取り外せます。取り外したマウスピースは、清潔なケースに保管しましょう。
ただし、装着時間が短くなると、治療に悪影響を及ぼす恐れがあります。装着時間が短くならないよう、できるだけ外出する直前に外すとよいでしょう。
お手洗いでマウスピースを外す
お店に行く前に外せない場合は、お手洗いでマウスピースを外しましょう。洗面所で落とさないように注意しながら、ケースに保管します。ケースを置き忘れることのないよう、すぐにカバンの中にしまいましょう。
マウスピース矯正中に持ち歩くと便利なグッズ

マウスピース矯正中は、外出先でも口腔ケアを怠らないことが大切です。清潔な状態を保つために、以下のアイテムを持ち歩いておきましょう。
歯ブラシ
外出先でも歯磨きができるように、コンパクトな携帯用歯ブラシを持ち歩きましょう。折りたたみ式のものや、ケース付きの歯ブラシが便利です。
フロス
歯ブラシを使ったブラッシングでは、歯と歯の間の汚れまで届きにくいです。汚れが取り除けないままマウスピースを装着すると、虫歯のリスクが高まります。そのため、歯ブラシとあわせてデンタルフロスも持ち歩き、食後の歯磨きの際に使いましょう。使い捨てタイプのフロスなら、手軽に使えて衛生的です。
マウスウォッシュ
外出先で歯磨きができない場合には、マウスウォッシュでうがいをするだけでも口腔内の清潔を保つのに役立ちます。アルコールフリーのマウスウォッシュを選ぶと、刺激が少なく口腔内が乾燥しにくいためおすすめです。持ち運びやすい個包装タイプやミニボトルを選ぶと、持ち運ぶ負担も減らせます。
マウスピースをつけたまま食事をするとどうなる?

前述したとおり、食事の際はマウスピースを外しておかなければなりません。もし装着したまま食事を摂ると、以下のようなトラブルが発生する場合があります。
マウスピースが変形する
マウスピースを装着したまま食べ物を噛むと、割れたり曲がったりする可能性があります。また、マウスピースは熱に弱いため、温かい食べ物や飲み物を口にすると変形する恐れがあります。変形すると、歯にフィットしなくなるため、歯に力がうまくかかりません。
マウスピースが変色する
マウスピースは透明であるため、飲食物に含まれる色素がマウスピースに付着すると簡単に変色します。例えば、カレーやコーヒー、赤ワインやチョコレートなどは色素が強く、数回の飲食でも黄ばみやくすみが目立つようになる場合があります。
変色すると清潔感に欠けるだけでなく、見た目の印象も悪くなりやすいです。透明感を保つためにも、飲食前には必ず取り外すようにしましょう。
虫歯や口内環境悪化のリスクが高まる
マウスピースを装着したまま飲食をすると、虫歯や口内環境悪化のリスクが高まります。食べかすがマウスピースと歯の間に入り込み、細菌が糖分をエサとして繁殖するためです。
また、食べかすに含まれる細菌が繁殖することで、口臭が発生します。
外食後マウスピースを装着する時の注意点

ここからは、外食後にマウスピースを装着する際に注意すべきポイントを解説します。
歯磨きをしてからマウスピースを装着する
外食後は、必ず歯磨きをしてからマウスピースを装着しましょう。歯磨きをしないまま装着すると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。マウスピースの内側に溜まった細菌が糖分をエサとして繁殖し、炎症を起こすためです。
矯正治療中に虫歯や歯周病になり、詰め物や被せ物をすると、マウスピースが合わなくなる恐れがあります。作り直すための追加費用がかかり、治療期間が長引くことになりかねません。
ブラッシングだけでは歯と歯の間の汚れが取り除けていない場合があるため、できるだけデンタルフロスや歯間ブラシも使って歯を清潔にしましょう。
歯磨きができない時はうがいをする
外出先でどうしても歯磨きができない場合は、しっかりうがいをして口腔内の汚れをできるだけ取り除きましょう。マウスウォッシュを使用すれば、殺菌効果によって口臭や虫歯の予防にもつながります。
ただし、うがいのみでマウスピースを装着するのは、一時的な対処法です。帰宅後は必ず丁寧に歯磨きをして、口の中を清潔に保ちましょう。
マウスピースをブラッシングする
きちんと歯磨きをしている場合でも、唾液に含まれるミネラル成分がマウスピースに付着して汚れる場合があります。
装着前には、歯ブラシでやさしくブラッシングし、水でしっかりすすぎましょう。破損や変形の恐れがあるため、お湯で洗い流したり、歯磨き粉で擦ったりしてはいけません。
マウスピース矯正中の飲み物
マウスピースを装着したまま飲めるのは、水のみです。水以外の飲み物は、マウスピースを外してから飲まなければなりません。
特に、ジュースやスポーツドリンクなどの糖分を含む飲み物は、虫歯や歯周病のリスクを高めます。糖分がマウスピースの内側に溜まり、細菌が繁殖しやすくなるためです。
また、コーヒーや紅茶、ワインなどの色の濃い飲み物を口にすると、マウスピースが変色する場合があります。色がついても飲みたい場合は、変形を防ぐために、熱い飲み物は避けてください。
水以外の飲み物は、マウスピースを外してから飲み、歯磨きをしてから再装着するのが基本です。
マウスピース矯正中の食事で気を付けること

食事の前にマウスピースを外す以外にも、注意点があります。ここからは、食事中や食後に気をつけたいポイントを解説します。
マウスピースを外している時間をなるべく短くする
マウスピース矯正では、1日20時間以上の装着が必要です。外している時間が長くなると、矯正効果に影響を及ぼす可能性があります。外食時や会話が長引く場面でも、食後はできるだけ早く再装着するよう心がけましょう。
1日に何度も間食をする習慣があると、装着時間が不足する原因になります。間食を控え、規則正しい食生活を送ることも大切です。
食後は口の中を清潔にしてから装着する
食後は、口の中を清潔にしてからマウスピースを装着しましょう。食べかすが歯に残った状態で装着すると、虫歯や歯周病のリスクが高くなるためです。
外出先で歯磨きができない場合は、うがいをして口の中に残った食べかすを洗い流してください。
また、マウスウォッシュや歯間ブラシを活用すると、より清潔に保てます。マウスピースは、歯ブラシでブラッシングし、水で洗い流してから口に装着しましょう。
失くさないように外したマウスピースはケースに入れる
マウスピースを外すときは、必ず専用のケースに保管しましょう。ティッシュに包んで置いておくと、うっかり捨ててしまったり、破損したりする恐れがあります。
外出時には携帯用ケースを持ち歩き、食事のたびに安全に保管できるようにしておくと安心です。また、ケース自体も定期的に洗浄して清潔を保ちましょう。
マウスピースは食事前に外せるのがメリット
マウスピース矯正は、食事前にマウスピースを外せるのがメリットです。
ワイヤー矯正では装置を取り外せないため、装置と歯の間に食べかすが挟まりやすく、取り除くのにも時間がかかります。装置がついている歯の周りは歯ブラシが届きにくくなるため、磨き残しも多くなりやすいでしょう。
マウスピース矯正では食事前に取り外せるため、食べ物が装置の間に挟まったり、装置周りの磨き残しが増えたりすることもありません。
マウスピースをなくさないようにケースに入れること、食後に歯磨きしてから再装着することに注意すれば、普段どおり食事を楽しめます。間食や、長時間の外食は、装着時間が短くなり治療に影響する場合もあるため、食後は早めに装着できるよう心がけましょう。
食事時の注意点を押さえて、矯正治療中の食事を楽しんでくださいね。
マウスピース矯正どれにしようか迷ったら、「エミニナル矯正」を受けてみて!
月々3,000円から始められるエミニナル矯正は、「安心」で選ばれるマウスピース矯正です。
近年、不適切なマウスピース矯正治療により、残念な想いをされている方がいます。
治療期間が短く、極端に安価であることを謳うマウスピース矯正がでてきている中で、「歯並びの仕上がり結果が、理想から程遠い。噛み合わせが逆に悪くなった。」「当初伝えられた治療費より、結果大幅に総額が高くなり、途中で治療を断念した」などのお声を聞きます。
これらの問題を解決すべく、エミニナルでは矯正のプロ”矯正ドクター”が100%担当する仕組みを作りました。在籍ドクターの治療経験は500症例以上なので、安心です。
エミニナル矯正の矯正相談では、あなた1人1人の矯正に対する不安を取り除き、そもそもマウスピース矯正が合っているのか?、金額や支払い方法はどのようなものがあるのかを丁寧にお伝えしています。
提携クリニックは全国拡大中です。お近くの提携クリニックはこちらからお探しください。
サービス名 | エミニナル矯正(EMININAL) |
---|---|
目安総額 (軽度〜中度) |
33万円〜66万円 ※自由診療 |
初回診断 | 無料 |