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キレイラインで後悔したケースとは?失敗例と成功のポイント!

キレイライン矯正は短期間かつ、リーズナブルな価格で歯科矯正治療が受けられる「人気のマウスピース矯正ブランド」ですが、「キレイライン矯正で後悔した」といった声をインターネット上で見かけたことがあるという方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、キレイライン矯正で後悔した「失敗例」や、後悔しないためのコツについて紹介します。

また、歯科矯正治療を成功させるために大事な「クリニック選び」についても紹介しているので、「マウスピース矯正で失敗したくない!」と思われている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

浅見 拓哉
監修 矯正ドクター
日本矯正歯科学会 認定医/インビザライン認定ドクター
三上 智彦
監修 矯正ドクター
日本矯正歯科学会認定医/インビザライン認定ドクター
名倉 奈津子
監修 矯正ドクター
東京歯科大学卒/医療法人社団佑健会 勤務

そもそもキレイライン矯正とは何か

まずは、マウスピース矯正ブランド「キレイライン矯正」が、そもそもどのようなブランドなのかについて確認していきましょう。

前歯12本のみの部分矯正に対応

キレイラインは、前歯12本のみの「部分矯正」に対応しており、前歯の見える範囲の歯並びをきれいに治したいという方に向いています。

ただし、前歯12本の「部分矯正」では、歯列全体を動かすことができないため、噛み合わせの問題を含むような難しい症例には対応できません。そのため、まずは自身の歯並びが、「部分矯正」の適用になるかどうかを診断してもらう必要があります。

リーズナブルな価格設定

キレイライン矯正は、費用目安がおよそ23万1,000〜41万8,000円(税込)で、月々およそ3,000円からリーズナブルな価格でマウスピース矯正をはじめられます。通常の歯科矯正治療(全体矯正)では、60〜100万円程度の費用がかかるため、大幅に治療費を抑えられます。

また、初回はお試し価格2万2,000円(税込)、2回目以降は5万5,000円(税込)と、都度払いができる支払いプランもあり、費用が気になる方でも気軽にマウスピース矯正をはじめられます。

治療期間が最短5ヶ月

キレイライン矯正の治療期間の目安は、およそ5ヶ月〜1年3ヶ月とされています。

通常、歯列全体を動かす「全体矯正」は、治療期間がおよそ1~3年程度の期間がかかりますが、キレイライン矯正では、前歯12本のみを中心とした「部分矯正」ということもあり、最短5ヶ月の短い期間で治療を完了することが可能です。

キレイライン矯正で後悔・失敗した例を紹介

安さや短期間で治療が完了するといったメリットのあるキレイライン矯正ですが、後悔や失敗してしまうケースもあります。

自身の治療で失敗しないために、キレイライン矯正にはどのような後悔・失敗した例があるのか確認しておきましょう。

例1.歯が前に突出してきた

キレイライン矯正では、「歯が前に突出してきてしまった」といった後悔・失敗した例が挙げられます。

これは、前歯12本を動かすだけでは、前歯の歯並びをきれいに並べるだけのスペースが確保できないのに、無理に前歯をきれいに並べようとすることで、「歯列のアーチ」が広がって前歯が前方へ出てきてしまう、といったケースです。

キレイライン矯正では、抜歯や歯を削る処置は必要最低限にとどめていますが、前歯をきれいに並べられないような症例では、「拡大床(歯列のアーチの幅を広げる装置)」「IPR(歯と歯の間を一層削ってスペースをつくる処置)」「抜歯」「ワイヤー矯正とのコンビネーション治療」などの「追加治療」を勧められることもあります。

しかしながら、「ひとまずできる範囲で前歯を治したい」といった形で、本来キレイライン矯正だけでは治せない症例を、無理に「前歯12本のみの部分矯正」で治そうとすると、スペースが足りない分、歯列のアーチを前に広げるしかなくなり、「出っ歯気味」になって失敗するリスクがあるのです。

例2.歯が予想より動かなかった

「歯が予想していたより動かなかった」といったことも、キレイライン矯正での後悔・失敗した例のひとつです。

これは治療が完了したにも関わらず、思ったより歯並びが改善しておらず、効果を感じられずに後悔してしまったというケースです。

歯が予想より動かなかった理由としては、マウスピースの装着時間を守れていなかったり、加齢により新陳代謝が下がって歯の動きが悪かったりすることも挙げられますが、矯正歯科医の技術や経験値不足により起こりうることもあります。

具体的には、起こりうるリスクを矯正歯科医が事前に想定できなかったことで、シミュレーション通りに歯が動かなかったことなどが原因として考えられます。また、患者さんとの意思疎通が不十分で、ゴールのイメージをしっかり共有できていなかったことでも、「思っていた歯並びと違う……」といったトラブルが生じるリスクもあります。

例3.矯正後に歯が戻った

キレイライン矯正では、矯正治療後にきれいになった歯並びが「後戻り」してしまい、後悔・失敗したという例もあります。

というのも、キレイライン矯正に限ったことではありませんが、矯正治療後しばらくの間は、歯のまわりの骨がまだ安定しておらず、不安定な状態だからです。そのため、歯並びの後戻りを防ぐためには、「リテーナー(保定装置)」を一定期間、装着する必要があります。

この「リテーナー」を指定された期間しっかり装着していないと、歯科矯正後に歯並びが後戻りしてしまうリスクがあります。

例4.費用が高額になった

「費用が高額になった」ということも、キレイライン矯正で後悔・失敗したという例のひとつです。

これは、キレイライン矯正で「追加治療」が必要となったり、想像していたより治療期間が長引いてしまったりしたことで、「治療費の総額」が膨れ上がったケースです。

皆さんがよく見られているインターネット上で確認している費用は、キレイライン矯正のみにかかる費用で、追加の治療費用は含まれていません

自身の歯並びの状態によっては「追加治療」が必要となったり、マウスピースの装着時間が短くて思ったように歯が動かず、治療期間が延長になったりなど、「追加費用」がかかる可能性があります。

つまり、費用を安く抑えようとキレイライン矯正を選んだものの、「追加料金」が発生することで、結果的に「ワイヤー矯正」や「全体矯正」などと、総額が変わらないということもあり得るわけです。

もし、追加費用がかかることを知らずに、安易に治療をはじめてしまうと、想定していたより費用がかかってしまうことで、治療への不満や後悔を感じてしまいやすくなってしまうでしょう。

キレイライン矯正で後悔しないためのコツ

マウスピース
マウスピース

キレイライン矯正で後悔しないためには、自身でも対策することが可能です。

以下のようなコツを取り入れて、キレイライン矯正で失敗しないように対策しておきましょう。

自己管理を徹底する

キレイライン矯正で後悔しないためには、マウスピースの装着時間をしっかり守り、自己管理を徹底する必要があります。キレイライン矯正では、マウスピースの装着時間は1日20時間以上が必須です。

マウスピース矯正は、自由に取り外しができて非常に取り扱いが便利である一方で、装置をつけ忘れたり、「少しぐらい外していてもいいかな」と気が緩んだりしがちです。そのため、基本的には「食事」と「歯磨き」のとき以外はマウスピースを装着し、必ず1日20時間装着するように徹底しましょう

適応症例をきちんと確認する

適応症例を事前にきちんと確認することも、キレイライン矯正で後悔しないためには重要なコツのひとつです。

キレイライン矯正は、前歯12本をメインとしたマウスピース矯正で、気になる前歯を効率的に動かして、短期間で治療を完了することを大きなメリットとしています。そのため、噛み合わせの問題があり、奥歯を動かす必要がある症例の場合には、キレイライン矯正は適していません。

適応症例に当てはまっていない治療法を選択すると、思ったような結果が得られなかったり、必要以上に治療期間がかかってしまったりするリスクもあります。そのため、信頼できる矯正歯科医にしっかり診断してもらう必要があります。

矯正後は保定装置をつける

キレイライン矯正で後悔しないためには、保定装置(リテーナー)の指定された装着期間をしっかり守ることも大切です。

保定装置には、「マウスピース型」「プレート型」「ワイヤー型」などがあり、2万2,000~6万6,000円ほど費用がかかりますが、きれいになった歯並びの後戻りを予防するためには必須です。

後戻りが生じると、再度治療が必要となり、今まで治療にかかった期間や費用が無駄になってしまうため、保定装置の装着をしっかり徹底しておきましょう。

セルフケアを怠らない

セルフケアを怠らないことも、キレイライン矯正で後悔しないために大切なことです。

マウスピースは取り外しができるため、いつも通りに歯磨きなどのセルフケアができるものの、1日20時間以上歯にマウスピースを装着することになるため、もし磨き残しが多い状態でマウスピースを装着すると、一気にむし歯や歯周病のリスクが高まってしまいます。

そのため、普段以上にセルフケアを念入りにするとともに、歯磨き以外にも、デンタルフロス・歯間ブラシなどを活用して、常に口内をきれいな状態に保てるよう心がけましょう。

事前相談・カウンセリングを受ける

事前相談・カウンセリングを受けることも、キレイライン矯正で後悔しないためのコツです。

後悔しないために事前にキレイライン矯正のメリット・デメリットを知ることはもちろん、自身が不安に思うことや疑問などを、納得するまで担当医にしっかり相談しておくことも大切です。

もし、治療に対する疑問を残したまま治療を開始してしまうと、こんなはずじゃなかったと後悔してしまうリスクが高まってしまうため、治療を安心して進められるように事前にカウンセリングを受けて疑問を解決しておきましょう。

理想の歯並びを手に入れるクリニック・治療法選び

理想の歯並びを手に入れるためには、クリニック・治療法選びも非常に重要です。

日本矯正歯科学会の認定医がいるか

歯科矯正治療で後悔することなく理想の歯並びを手に入れるためには、日本矯正歯科学会の「認定医」以上の認定資格を持っているクリニックを選ぶようにしましょう。

というのも、この認定医の資格を取得するには、日本矯正医学会が指定する研修機関で、矯正歯科基本研修を5年以上行い審査に合格する、もしくは同等の学識・技術・経験があると判断された歯科医師のみが取得できるものだからです。

つまり、この「認定資格」は、知識や技術ともに、日本矯正歯科学会の定める一定基準をクリアしている「歯科医師」であるという証でもあるのです。

そのため、どのクリニックを選んでいいのか迷われる方は、まずは日本矯正歯科学会が定める一定の基準をクリアしている「認定医」以上の歯科医師のいるクリニックを選ぶことをおすすめします。

検査や説明が丁寧であるか

検査や説明が丁寧であるかどうかも、クリニック選びでは非常に重要です。

これは、歯科矯正治療に限ったことではありませんが、患者さんの不安や疑問にしっかり寄り添い、理解しやすいように丁寧に説明してくれたり、あらゆるリスクを想定して適切な検査も行ってくれたりするかどうかも、非常に重要です。

歯科矯正治療のメリットばかりを説明するのではなくて、リスクについてもしっかり診断し、デメリットまでも丁寧に説明してくれるなど、患者さんの立場に立って治療を進めてくれるクリニックであれば、信頼がおけるでしょう。

治療計画や費用が明確に示されるか

クリニック選びでは、治療計画や費用が明確に示されるかも、重要なポイントです。

歯科矯正治療では、総額制(パック料金)を設けているクリニックもありますが、多くの場合は「通院費」や「保定装置(リテーナー)の料金」など、別途「追加料金」が必要となります。

そのため、予め「総額」でかかる費用の目安や、治療期間はどのぐらいかかるかなど、リスクを含めた上での丁寧な説明があるかどうかも、契約を進めるかどうかを決断する際にポイントとなります。

自分に適切な治療方法であるか

歯科矯正治療にはさまざまな種類があり、キレイライン矯正以外にも、「ワイヤー矯正」や、多様な「マウスピース矯正ブランド」など複数の選択肢があります。

そのため、たとえば

  • 治療頻度
  • 費用面
  • 目立ちにくさ

などのあらゆる面から、自分に適切な治療法を選択する必要があります。

歯科矯正治療は長ければ、およそ1~3年と治療期間が長くなる可能性もあり、自分に合っていない治療法だとスムーズに治療が進まないリスクがあります。そのため、治療法を選ぶ際は、慎重に選ぶ必要があります。

矯正治療を成功させて笑顔に自信をつけよう!

キレイライン矯正は、短期間かつリーズナブルな価格が魅力のマウスピース矯正ブランドで、もし自身の歯並びが適用となれば、お得に歯科矯正治療をはじめられます。ただし、キレイライン矯正では失敗例もあるため、自身の歯並びがキレイライン矯正に適しているのかを事前にしっかり確認しておく必要があります。

エミニナル矯正の矯正歯科医は、500以上の豊富な実績を持つ矯正歯科医のみが担当し、一人ひとりに最適な治療法を提案しています。また、もし不安・疑問点があれば、公式LINE「相談室」から気軽に相談ができたり、最短1回の通院で矯正治療が開始できたりするメリットもあります。

提携クリニックも全国に多くて通いやすいため、ぜひお近くの連携クリニックからぜひ初回診断を受けてみてください。

キレイライン矯正に関するよくある質問

ここでは、キレイライン矯正に関するよくある3つの質問について回答していきます。

Q.キレイライン矯正の対象年齢は?

キレイライン矯正の対象年齢は、男性なら16歳以上、女性なら14歳以上とされています。ただし、この対象年齢に近い年齢で、歯根(歯の根っこ部分)が完成している状態であれば、対象年齢以下でも治療が可能です。また、年齢制限としては、初回診断を60歳までに受けることを推奨しています。

そして、お子さん(3~12歳)の場合は、別途、小児用の治療プログラム「キレイラインKIDS」があります。

Q.治療範囲はどこからどこまで?

キレイライン矯正では、対象を前歯12本の歯列に限定しています。

これは、キレイライン矯正では奥歯の歯列を整えることはできるものの、奥歯部分を動かすのは、前歯に比べて「時間」や「費用」がかかってしまうため、おすすめしていないからです。

このような意向もあり、キレイライン矯正では前歯12本をメインとした治療に限局して、少ない枚数のマウスピースで効率よく前歯を移動させる治療に特化しています。

Q.矯正装置の洗い方は?

マウスピース矯正の装置を洗うときは、歯磨き粉をつけていない「ハブラシ」で軽く装置を磨き、その後「リテーナー専用の洗浄剤」につけ置きします。その後、水で洗い流して再度、装着します。

ただし、注意点として、マウスピースの装置を洗うときは、必ず水、もしくはぬるま湯で洗うようにしましょう。40°を越えるような熱いお湯で装置を洗うと、変形してしまう恐れがあるため注意が必要です。

マウスピース矯正どれにしようか迷ったら、「エミニナル矯正」を受けてみて!

月々3,000円から始められるエミニナル矯正は、「安心」で選ばれるマウスピース矯正です。

近年、不適切なマウスピース矯正治療により、残念な想いをされている方がいます。

治療期間が短く、極端に安価であることを謳うマウスピース矯正がでてきている中で、「歯並びの仕上がり結果が、理想から程遠い。噛み合わせが逆に悪くなった。」「当初伝えられた治療費より、結果大幅に総額が高くなり、途中で治療を断念した」などのお声を聞きます。

これらの問題を解決すべく、エミニナルでは矯正のプロ”矯正ドクター”が100%担当する仕組みを作りました。在籍ドクターの治療経験は500症例以上なので、安心です。

エミニナル矯正の矯正相談では、あなた1人1人の矯正に対する不安を取り除き、そもそもマウスピース矯正が合っているのか?、金額や支払い方法はどのようなものがあるのかを丁寧にお伝えしています。

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Emi

デパコスからドラコスまで大好きな、根っからの美容好き。最近は美容医療領域の興味関心度が高い。綺麗に年を重ね、素から綺麗を目指したい。