エラの張りが歯列矯正で軽減されると聞くと、なぜ歯並びを治すだけでエラの張りが軽減されるのかと疑問に思いますよね。この記事では本当に歯列矯正でエラの張りは軽減されるのか、歯列矯正とエラ張り軽減の関係、エラ張りが治ることのメリットなどあなたの気になる点を分かりやすくまとめました。エラの張りに不安はあるが、本当に歯列矯正で軽減されるのか気になる方、ぜひ参考にしてみてください!
この記事のポイント!
- 歯列矯正でエラ張りが軽減されることがある
- エラが張る原因は「骨格」と「筋肉」にあり、「筋肉」が原因のエラ張りは歯列矯正で治せることがある
- 深い噛み合わせや、歯ぎしりの癖を治すとエラ張りを軽減できる可能性がある
歯列矯正するとエラの張りは軽減する?

歯列矯正をすると、エラの張りが変化するケースがあります。
そもそもエラが張る原因は、大きく分けると「骨格」と「筋肉」の2つがあります。このうち「筋肉」が原因でエラが張っている方は、歯列矯正をするとエラの張りが軽減し、すっきりとしたフェイスラインを手に入れられる可能性があります。
歯列矯正でエラの張りが軽減する理由を、以下に詳しくご紹介します。
かみ合わせが治り、余計な筋肉が落ちる
歯のかみ合わせが悪いと、噛む時に咬筋(こうきん、エラ付近にある噛む時に使う筋肉)に余計な負担がかかり、筋肉が発達してエラが張った顔立ちになることがあります。
歯列矯正でかみ合わせを治すと、噛む時に不必要な力が必要なくなるので、余計な筋肉が落ちてエラの張りを軽減できる可能性があります。実際、歯列矯正をしたらフェイスラインがすっきりしたという方は少なくありません。
歯ぎしりが改善し、余計な筋肉が落ちる
歯ぎしりや食いしばりなどの習慣がある方は、上下の歯を噛みしめるたびに顎の筋肉が過度に発達してしまうことが多くあります。歯ぎしりの原因はいくつかあるのですが、歯並びやかみ合わせを治すと歯ぎしりを改善できることもあります。
またマウスピース矯正で歯列矯正をする場合、医師からマウスピースを噛まないように指導されるため、それを意識することによって歯ぎしりが改善する方もいらっしゃいます。その結果、噛みしめるときにかかる力が軽減され、エラの張りも軽減する場合があるのです。
抜歯によって土台の骨が痩せる
歯列矯正の際に抜歯をすることがありますが、歯を抜くとそれまで歯を支えていた骨が変化したり痩せたりして、エラの張りが軽減されることがあります。
単純に抜歯をした分、顎が小さくなるというわけではありませんが、人によっては多少変化を感じることがあるようです。
エラの張りが治りやすい人の特徴

筋肉が原因でエラが張っている方は、歯列矯正をするとエラ張りが治ることがあります。それでは、具体的にどのような歯並びやかみ合わせの方が矯正すると、エラ張りが治りやすいのでしょうか?
深いかみ合わせの人
もともとかみ合わせが深かった方が歯列矯正で歯並びを治した場合、エラの張りも治りやすいです。
上下の歯を噛んだときに、下の歯が上の歯で隠れて見えないほど歯のかみ合わせが深いことを「過蓋咬合(かがいこうごう)」といいます。通常よりも噛む力が強くかかっていることが多く、咬筋(噛む時の筋肉)が発達しやすい噛み合わせです。奥歯がすり減ったり沈み込んでいたりすることもあり、顎が角ばってエラが張ってしまいがちです。
かみ合わせが深い方(過蓋咬合)の歯列矯正は、エラスティックゴム(顎間ゴム)をかけて沈んでいる奥歯を引っ張り出すなど、かみ合わせの高さを上げる治療が必要になることが多いです。治療してかみ合わせを高くすると、エラの角度が緩やかになったり顎の筋肉が伸ばされて薄くなったりするので、エラが軽減されます。ただし、治療方法やエラ改善の効果には個人差があります。
かみ合わせが悪いことで癖がついてる人
かみ合わせが悪いと、いつも片側で食べる癖や、歯ぎしりや食いしばりの癖がついてしまうことがあります。このような悪い癖は、咬筋(噛む時の筋肉)に過度な負担をかけるため、筋肉が発達してエラが張る原因となります。
歯列矯正でかみ合わせを治し悪い癖が解消されると、エラの張りが目立たなくなる可能性があります。
歯列矯正でエラ張りが改善できない人の特徴

骨格を治さないといけない
エラが張る原因は、大きく分けて「筋肉」と「骨格」の2つがあります。このうち骨格が原因でエラが張っている方は、歯列矯正で改善することは難しいです。お顔の骨の形が四角形やベース型だったり、骨格自体が外に出ていたり、下の顎の骨の角度の問題でエラが目立っているケースです。
骨の形を整えるには、美容整形外科での外科的な手術が必要になります。
エラが治ることでどんなメリットがあるの?
Eラインが整う
理想的な横顔かどうかの判断の目安に、「Eライン(イーライン/esthetic line)」があります。これは横から顔を見たときに、鼻の先と下顎の最も突き出た部分とを結んだラインのことです。日本人の場合、唇がEラインのやや内側か線上にあると、横顔美人に見えるとされています。
歯並びやかみ合わせを整えることによって、Eラインが整い理想的な横顔を手に入れられる可能性があるでしょう。
小顔になる
顔が大きいと悩んでいる方の中には、エラの張りのせいで顔が大きく見えているケースもあります。エラが張っていると見た目に大きな影響を及ぼし、お顔全体が大きく見えてしまうこともあるのです。
歯列矯正でかみ合わせを治すと、咬筋の筋肉の厚みが解消することがあります。その結果エラの張りが解消されるでしょう。小顔効果が期待できるかもしれません。
まずはどれくらい変化があるのか、検査で確認してみるのがおすすめです。

エラを治す際にオススメの矯正方法って?

歯列矯正治療で歯並びとかみ合わせを治すと、エラ張りの改善が期待できる可能性があることが分かりました。エラ張りを歯列矯正で治したいとお考えの方は、カウンセリング時に歯科医にその旨を伝えてみましょう。ただし歯列矯正ではエラを治せないこともあります。美容整形施術の検討が必要になることもあるでしょう。
美容整形外科でのエラの治療方法は、「外科手術」や「ボトックス注射(エラボトックス)」が一般的です。ただ、外科手術は体に大きな負担がかかり、エラボトックスは効果が一時的(4ヵ月~6か月)です。
歯列矯正で治療する場合には、大きく分けて「マウスピース矯正」と「ワイヤー矯正」2つの治療方法があります。それぞれの特徴を解説していきます。
マウスピース矯正
透明で目立ちにくい、医療用プラスチック素材のマウスピースを使用する矯正方法です。歯型やレントゲン写真などの精密検査のデータをもとに、治療のスタートからゴールまでシミュレーションを行って治療計画を立て、オーダーメイドのマウスピースを作製します。
マウスピースは透明などでほとんど目立つことはありません。さらに、自分で取り外しができるので衛生的で、ワイヤー矯正と比較して虫歯や歯周病にもなりにくいです。ワイヤーのように尖った部分が無いので、痛みも出にくく金属アレルギーの心配もありません。
マウスピース矯正のエミニナル矯正なら、通院回数は最低1回から、治療期間は最短3ヵ月から、費用は月々3,600円からのプランがあり、気軽にマウスピース矯正を始められます。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、歯の表側にブラケットという矯正器具を取り付け、それをワイヤーで動かしていく一般的な矯正方法です。「マルチブラケット矯正」「表側(唇側)矯正」ともいいます。
抜歯をして大きく歯を動かすような、重度の症例にも対応できるのがメリットです。装置が金属でできているので目立ってしまいがちですが、白や透明の装置を選ぶことも可能です。また歯の裏側に装置をつける、「裏側(舌側)矯正」を選ぶ方法もあります。ただ、ワイヤーなどの装置が口腔粘膜に当たって痛みが出やすかったり、発音や滑舌に影響を及ぼしたりするなどのデメリットがあります。
まとめ
歯列矯正でエラ張りが変化し、すっきりとした輪郭になれる可能性がある理由について、詳しく解説しました。
歯列矯正を行っている歯科医院・矯正歯科は数多くあるため、選び方が分からないとお悩みの方は少なくありません。インターネットや知恵袋で検索する方も多いようですが、歯並びは一人ひとり違うのでまずは歯科医に相談してみることをおすすめします。エミニナル矯正なら、公式LINEから気軽に相談できますよ。
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歯列矯正でエラを変化させたい方向けのQ&A

歯列矯正で輪郭が変わるのはなぜ?
歯列矯正をすると、顔の輪郭が変わるのはなぜでしょうか?
歯並びやかみ合わせが悪い方は、普段から噛みやすい片方の歯でばかり噛むことが多く、お顔がゆがんでしまうことが少なくありません。またうまく噛めないので顎の筋肉が過度に発達してしまい、筋肉が厚くなってエラが張ったような輪郭になることもあります。歯列矯正で歯並びやかみ合わせを治すと筋肉の歪みも改善されるので、「輪郭がスッキリとした」「左右対称の顔になった」などの変化を実感できることがあるのです。
エラ張り顔の歯並びは?
噛んだときに、下の歯が見えないほどかみ合わせが深い歯並び(過蓋咬合)の方は、咬筋(エラ付近の噛む時に使う筋肉)に常に負担がかかっていることが多く、エラが張りやすいです。その他の不正咬合の方も、噛むたびに顎の筋肉に負担がかかっていることがあり、エラが張ってしまうことがあります。
歯列矯正を始めて何ヶ月で変わる?
歯列矯正を始めてから、早い方で1~3ヵ月程度で歯並びの変化を感じます。
歯列矯正では、最大で4週間に1mmほど歯を動かしていきます。ただし歯の動くスピードには個人差があります。一般的に、新陳代謝の活発な若い方の方が早く歯が動く傾向にあります。
歯列矯正の治療期間は、部分的な矯正の場合3ヵ月~1年ほど、全体を矯正する場合1~3年ほどです。