広告などでよく目にするマウスピース矯正、その中でも有名なのが「キレイライン矯正」ですよね。10代から20代を中心に人気のマウスピース型歯科矯正システムですが、口コミなどで「途中でやめました」「やめようか悩んでいる」などの投稿を目にすることがあります。
なぜ歯科矯正を辞めたくなるのか、どうして矯正が失敗するのか。
本記事では、キレイライン矯正で失敗しないための対策や失敗例について徹底解説していきます。マウスピース矯正を選ぶ際の参考にしていただければと思います。
キレイライン矯正とは?
「キレイライン矯正」はまずはどのような矯正方法なのか説明します。
ワイヤー矯正との違い
キレイライン矯正は、マウスピースを複数枚制作し、理想の位置へ歯を動かしていく矯正方法です。これまで費用が高い、一括払いで一度に高額な費用を払うなどのイメージも強かった歯科矯正に、敷居が低いシステムを導入した歯科矯正ブランドです。
これまで歯科矯正というとワイヤーとブラケットを使った矯正が主流でした。ワイヤー矯正は歯に直接矯正装置をつける分、歯の移動が起こしやすく適用範囲が広いという特徴がある一方で、どうしても矯正装置が目立ちやすくワイヤーの調整時に痛みや違和感を感じるという点がありました。
キレイライン矯正を始めとするマウスピース矯正は目立ちにくく痛みを抑えた治療法です。メリットとしてほかにも、自分で装置を取り外しできることから清掃性が高い点や、食事の際に矯正前と同じように食べ物が食べられるという点が挙げられます。
キレイライン矯正はマウスピース矯正の一種
キレイライン矯正はマウスピース矯正の一種で、ほかのブランドのマウスピース矯正同様、歯の移動状況に応じてマウスピースを付け替えていきます。目立ちにくさや、痛みを抑えられることに加えて、ホワイトニングも同時並行できることが特徴です。
また、インビザラインなど世界中でユーザーの多いマウスピース矯正ブランドと違い、月々2万円〜始められる手に取りやすい価格も特徴と言えます。
キレイライン矯正の4つのメリット
キレイライン矯正のメリットを詳しく見ていきましょう。
1.費用を抑えられる
先ほども触れた費用面はキレイライン矯正の大きなメリットです。マウスピース矯正はさまざまな会社から提供されていますが、基本的な費用相場は60万円〜100万円ほどです。しかし、キレイライン矯正であれば、初回2万円から始められて2回目以降は5万円など手に取りやすい価格で治療がおこなえます。
安さの理由には、適応可能な範囲が前歯上下12本と限りがあるため、全体的な噛み合わせや奥歯を含む矯正を望んでいる人には不向きで、部分矯正に適していることが挙げられます。部分的な矯正のため、装置代金や治療期間も少なくて済み、費用も抑えられるのです。
マウスピース矯正ブランドの「エミニナル矯正」では、治療経験が500症例以上の矯正のプロ”矯正ドクター”が100%担当するシステムですので、噛み合わせや奥歯含む矯正を望まれている方でも安心して治療を進めていくことができます。
また、エミニナル矯正は月額2750円から矯正治療を始めることができるので、気になった方は下のボタンから詳細をご確認くださいね。
2.最短5ヶ月 での短期の矯正治療
歯科矯正というと、数年単位で治療期間が必要というイメージをもたれている人も多いことと思います。しかし、キレイライン矯正であれば最短5ヶ月での治療で済みます。これは、部分矯正や、軽度の症例を対象としているためです。
ワイヤー矯正や奥歯、噛み合わせの改善を目的とした矯正方法の場合や、抜歯を伴う矯正では数年単位で治療にかかります。しかし、キレイライン矯正はこうした噛み合わせの改善や、歯の移動量が多い矯正に不向きのため短期間で済みます。
3.ホワイトニングも同時にできる
マウスピース矯正はその形状から、ホワイトニングを同時に実施できるのも特徴です。すべてのマウスピース矯正で同時進行できるわけではありませんが、キレイライン矯正ではホワイトニングもできます。
キレイライン矯正にかかる初回費用の2万円に、ホワイトニング剤が1本ついているため、ただでさえお得な価格に、ホワイトニングまでできることがメリットです。ホワイトニング1本だけでは理想の白さに近づくとは言い切れませんが、数本必要なうちの1本が治療費用に含まれているというのはお得です。
4.歯をなるべく削らない方針で治療を進めていける
矯正ブランドのなかには、歯を抜いて処置をおこなうところもあります。歯の移動のためにスペースが確保できない場合には抜歯や歯を削る処置は必要です。
キレイライン矯正では、なるべく歯を抜かない方針で治療がおこなわれます。
しかし、治療上どうしても必要な症例や、患者さんが目指すゴールに到達するために、歯の側面を削るIPR(InterProximal Reduction:隣接歯間の削合)を行い、歯を移動するためのスペースを確保することもあります。そのほかにも、拡大床の併用や抜歯など、症例により必要な場合があります。
自分の希望を医師に伝えながら、よく医師と相談して治療計画を立てることをお勧めします。
キレイライン矯正の3つのデメリット
キレイライン矯正のメリットと特徴がわかったところで、デメリットにも着目してみましょう。
1.奥歯の移動を伴う矯正には向かない
キレイライン矯正が適用可能なのは、軽度〜中程度の症例です。奥歯を含む歯並び全体の矯正や、噛み合わせの改善には不向きとされており、適応可能な症例はおもに次のとおりです。
- 上下の前歯6本(合計12本)
- ガタガタした歯並びや八重歯(叢生)
- 出っ歯(上顎前突)
- 受け口
- すきっ歯(空隙歯列弓)
- 前歯が閉じない
- 中心がずれている
- 噛み合わせが深い(過蓋咬合)
2.通院する必要がある
キレイライン矯正の場合は基本的に通院が発生します。初回の診断時における歯型採取から約3週間後に最初のマウスピースの受け取りをし、以降は1カ月半(45日)に2度、3ヶ月に2度などのペースでの来院が必要となります。
他のマウスピース矯正ブランドのなかには、通院回数が少なく、検査のみで通院するところも出てきています。リモートワークの推進や忙しい社会人にとって、通院回数が少なくて済むことは大きなメリットです。
マウスピース矯正ブランドの「エミニナル矯正」では、最低2回の通院で矯正治療を行うことができます。
通院回数を抑えたい人はぜひ下のボタンからチェックしてみてくださいね。
3.抜歯を伴う治療は向いてない
先ほども触れたとおり、キレイライン矯正では基本的に抜歯を伴わない治療方針です。したがって、歯の重なりが激しい人や、ガタつきが大きく抜歯が必要な症例などには不向きです。
抜歯をおこなうと歯が移動できる空間が確保できる一方で、理想の位置に動かしていくことが難しく、高度な技術や治療経験が求められます。マウスピース矯正ブランドのなかには一部しかこうした重度の症例に対応していません。
エミニナル矯正は治療経験が500症例以上の矯正のプロ”矯正ドクター”が100%担当するシステムですので、症例範囲が広く対応することが可能です。
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歯科矯正のよくある6つの失敗例
歯科矯正でよく聞かれる失敗例をしっかりと認識しておきましょう。治療計画で提示された治療がどのような治療であるかを確認し、失敗するリスクを軽減することが重要です。
失敗例1【出っ歯になってしまう場合】
歯を移動させるためのスペースがない歯並びの方に対して、意図的に歯を削る処置を行わず、歯を並べるために全体的に前歯が前に出てしまうことがあります。治療説明時、非抜歯症例にこだわった場合や医師の見極めにより、想定より前歯がでてしまうことがあります。
抜歯や歯を削る処置は必要なため行うものです。なぜ歯を抜く必要があるのかしっかり説明を受けることが重要です。
失敗例2【歯が動かない】
歯科矯正は歯科医師の専門的な知識とこれまでの経験によって、治療計画を作成し治療を実施していきます。しかし、人により歯並びや動きが異なるため、シミュレーションどおりにならないこともあります。また、年齢によっても動きやすさは変わってきます。基本的には、治療期間の1.5倍程度治療完了まで伸びる可能性があります。
原因としては、治療計画に無理がある場合、。それ以外にも検査時に歯型採取や口腔内スキャンがうまくいっておらず、フィットしたマウスピースが作られてなく、適切な負担がしっかりかかっていないという可能性もあります。
また、通常マウスピースは20時間程度装着が必要ですが、それを守らずにいた場合が考えられます。マウスピースを外している時間は歯が後戻りする時間となるため、20時間以上必ず装着しましょう。
失敗例3【後戻り】
矯正治療を行った後の歯は元の位置に戻りやすいと言われています。治療直後の歯は、歯の骨の部分がまだ安定していない状態なので「後戻り」という移動した歯が元に戻ろうとしてしまい、再び歯並びが崩れてしまう現象です。
矯正治療が終わっても、保定期間はリテーナーを装着して、矯正で得た歯並びを維持する必要があります。しかし、この保定期間にきちんと保定装置をつけないことで歯並びが元に戻ってしまい失敗と感じることもあります。
失敗例4【前歯が噛まなくなった】
歯科矯正のゴールは患者さんと矯正医がすり合わせ、目標に向けて治療がおこなわれます。しかし、目に見える歯並びばかりを気にしてしまい治療を進めた結果、一見歯並びは揃っているものの噛み合わせに問題が生じることがあります。
本来であれば、部分矯正では治療できない歯並びであったのに、無理に部分矯正にしてしまった可能性があります。これは医師の説明時にリスクとして説明されていて、納得したものであれば仕方のないことです。
治療によって出っ歯になったケースと同様に、歯の移動のために押し出す措置によって起こるケースがあります。噛み合わせの悪化は全身の健康にも影響しますので、もし前歯が噛み合わなくなってしまったら、部分矯正で再び改善することは難しいです。
失敗例5【歯茎後退してしまった】
歯科矯正は、歯の根元にある骨に働きかけて歯の移動を生じさせます。その際にかける力が大きすぎたり、骨の許容量を超えて空間ができてしまった場合などに歯肉が下がってしまうことがあります。
歯に大きな力をかけることで、歯根吸収が加速して歯の根元が以前より見えてしまうことになるのです。すると、口元が老けた印象になってしまい、見た目に影響します。
失敗例6【歯が変色した】
歯科矯正は一定の負荷を歯にかけることで理想の位置へと導いていきますが、かける力が強すぎると歯に変色が生じます。歯にかかる力が大きすぎたり許容量を超えると歯根吸収や歯髄の壊死が生じることさえあります。
この原因として、無理な治療計画やマウスピースの取り外し回数の多さや着脱時の扱い方などによって引き起こされます。
キレイライン矯正で治療を行なった人の体験談
ここからは実際にキレイライン矯正で治療した方の体験談を見ていきましょう。
ポジティブな体験談
1.軽度なガタつきが改善された
キレイライン矯正が得意とする軽度〜中程度の症例の方からは、前歯に見られた歯の傾きが改善されて綺麗になったという口コミが複数件ありました。
2.手に取りやすい
初月2万円から始められて治療にかかる費用も約21~38万円と手に取りやすい価格が特徴ですが、クオリティー面でも満足感があるという投稿がありました。
3.気になっていた箇所が改善されて理想に近づいた
矯正治療のゴールは患者さんそれぞれで違います。コンプレックスとなっていた箇所が改善されて、納得のいく仕上がりになったという口コミが見られました。
ネガティブな体験談
ポジティブな投稿が見られる一方で、ネガティブな意見も見られましたので紹介します。
1.噛み合わせが改善されない
軽度〜中程度以上の症状の方や、マウスピース矯正で適応となっても、短期間で治療が完結しない人もいます。実際に初診を受けて見積もりをもらったら、当初想定していた金額では治療が終わらないというケースもあるようです。
2.顔の幅が広がった
キレイライン矯正の提携クリニックのなかには、歯を移動させるスペースを確保するために、拡大床と呼ばれる装置を使うところもあります。口の中に嵌め込む装置で、上顎または下顎の歯を前に押し出すために用いられます。この処置によって顔が横に広がったように感じられる人もいるようです。
3.口ゴボの改善ができない
口ゴボとは、出っ歯や上顎が前に出っ張っていることで口元が盛り上がっている状態を指します。マウスピース矯正では、傾斜移動を得意とするため口ゴボが改善されなかった人もいるようです。また、口ゴボの原因が顎骨の異常であるケースにはマウスピース矯正による改善は難しいと言えます。
まとめ
キレイライン矯正は手に取りやすい価格で歯並びの改善が見込めるマウスピース矯正です。抜歯や歯の切削を伴わない、軽度の症例に向いています。
キレイライン矯正で言われる失敗は矯正治療であれば起こる可能性があるものが多くあり、医師の診断が大変重要です。必ず、経験豊富な矯正歯科医であるか確認することが重要です。
マウスピース矯正ブランドの「エミニナル矯正」では、1人ひとりの歯並びや口の状況を精度高く診断し、治療計画を提示してくれます。
気になることがあれば、気軽に無料の矯正相談を受けてみてくださいね。
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月々2,750円から始められるエミニナル矯正は、「安心」で選ばれるマウスピース矯正です。
近年、不適切なマウスピース矯正治療により、残念な想いをされている方がいます。
治療期間が短く、極端に安価であることを謳うマウスピース矯正がでてきている中で、「歯並びの仕上がり結果が、理想から程遠い。噛み合わせが逆に悪くなった。」「当初伝えられた治療費より、結果大幅に総額が高くなり、途中で治療を断念した」などのお声を聞きます。
これらの問題を解決すべく、エミニナルでは矯正のプロ”矯正ドクター”が100%担当する仕組みを作りました。在籍ドクターの治療経験は500症例以上なので、安心です。
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キレイライン矯正でよくあるQ&A
Q1.キレイライン矯正の痛みは?
A.キレイラインに限らず、マウスピース矯正は痛みや違和感が抑えられる治療方法です。ただマウスピースの交換時や交換後数日程度は違和感を感じる人もいます。どうしても違和感が拭いきれない場合には、医師に相談し、マウスピースを一つ前に戻したり、装着期間を長くするなどの対応も必要です。
Q2.キレイライン矯正以外にもマウスピース矯正はある?
A.キレイライン矯正以外にも国内外発のさまざまな矯正ブランドがあります。有名なところはインビザラインです。マウスピース矯正にしては珍しく奥歯や噛み合わせも含む治療が可能な点が特徴ですが、費用は70〜110万円ほどです。費用を聞くと高く感じられるかもしれませんが、奥歯から治療が可能なため期間が長くなるためです。しっかりと治療したい場合、フルのパッケージであれば、5年間の保証もつくなど安心できます。
そのほか、hanaravi (ハナラビ)というブランドもあります。こちらもキレイライン同様手に取りやすい価格で矯正治療ができるのが特徴です。軽度〜中程度の方を対象としており、治療期間が1年以上になる人は利用できないケースもあります。