マウスピース矯正をすると、顔の印象は変化するのでしょうか?
矯正後「顔が伸びる」「顔が大きくなる」「顔のたるみが気になる」という声がネットや知恵袋などにあるようですが、本当なのでしょうか?
本記事ではマウスピース矯正が顔に与える印象について、詳しく解説していきます
マウスピース矯正にかかる費用はこちらに記事でまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
『マウスピース矯正の値段はいくら?治療範囲・年齢・流れ別に徹底紹介』
マウスピース矯正が顔に与える3つの影響
前提として歯科矯正によって変化がもたらされるものは、歯並びと口周辺の筋肉や軟組織です。骨格が変わることはないので矯正治療によって劇的な顔の変化はありません。しかし矯正治療によって顔が変化するという方もいらっしゃいます。ここではそのパターンを3つ紹介します。
1.顔の歪みを改善
歯並びや嚙み合わせが悪い場合、歯だけではなく、顎の骨やお口周りの筋肉のバランスも悪くなっていることが少なくありません。歯並びを歪んだまま放置していると、左右のバランスが崩れて顔に歪みが出ることがあります。
マウスピース矯正をすることで歯並びが改善されて左右のバランスが整うと、顎のバランスも改善され、顔全体の歪みも改善される可能性があります。
2.エラの張りを改善することで小顔効果
マウスピース矯正で、エラの張りが改善されることがあります。エラが張る原因はさまざまですが、歯並びや噛み合わせが悪い方は噛むたびに顎周りに余計な力がかかり、筋肉が発達しすぎてエラが張ってしまいます。
このように顎の筋肉が発達することによってエラが張っている方は、マウスピース矯正で歯並びや嚙み合わせを治すとエラの張りが改善することがあるのです。マウスピース矯正で小顔効果を得られる可能性もあるでしょう。
注意点として、マウスピース矯正をはじめとする歯科矯正を行うことで、直接的に矯正の治療で小顔になるとは言えないです。
ただ、お顔の左右のバランスが整うなどを通じて、小顔に見えるということはあります。
詳細について、YouTube動画で説明しているので、見てみてくださいね。
3.ほうれい線の改善
マウスピース矯正で、ほうれい線が改善されることもあります。ほうれい線が目立ってしまう原因はいくつかありますが、歯並びの乱れが原因でほうれい線が目立っているケースでは、歯科矯正をするとほうれい線も目立ちにくくなります。
歯並びがきれいになると、自信を持って笑顔になれるので笑顔になる機会が増える方が多いです。
笑顔が増えることで、表情筋が鍛えられるので、顔のしわが伸び目立ちにくくなります。
また、シワも目立たなくなり、若く見られるようになったという方もいらっしゃいます。
マウスピース矯正で顔が変わったと感じる3つの要因
マウスピース矯正に限らず、歯科矯正をすると顔が変わったと感じることがあります。その理由について解説します。
1.体重の減少
マウスピース矯正などの歯科矯正で歯並び・嚙み合わせがきれいになると、食べ物をしっかりと噛めるようになります。よく噛むと満腹中枢が刺激されるので、少しの量でも満足できるようになり、結果的に体重が減ることがあります。
またマウスピース矯正中は、飲食の際にマウスピースをその都度外す必要があります。食後は歯磨きをしてからまた装着するのですが、間食のたびにマウスピースを外すのは面倒だという方が少なくありません。
そのため自然と間食やダラダラ食べが減り、結果的に体重の減少につながります。体重が減少すると、顔の印象もスッキリします。
2.歯並びの改善
歯並びが改善されると顔の印象はガラッと変わるもので、「歯並びは第一印象を左右する」とも言われています。綺麗な歯並びには「清潔感」「健康的」「上品」などのよい印象を抱く方が少なくありません。
歯科矯正を行って理想的な「Eライン(顔を横から見たときの鼻先から顎先のライン)」になると、横顔美人になれます。また「スマイルライン(笑ったときの前歯を結んだライン)」が整うと、笑顔がとてもきれいになるでしょう。
3.歯ぎしりの減少
マウスピースには、歯ぎしりや食いしばりによる圧から歯を守り、顎の負担を軽減する効果があります。
歯ぎしりによって顎に負担がかかっていると、お口周りの筋肉が不自然に発達してしまうことがありますが、マウスピース矯正によって顎の負担が軽減されると、顔がすっきりとする可能性があります。
マウスピース矯正で顔が変わるのか気になる人の疑問を解決
「マウスピース矯正をすると口元が伸びたり、たるんだりする」という声をネットで見て、気になってしまう方は少なくありません。実際どうなのでしょうか?
1.口元が伸びてみえるの?
マウスピースの装着中は、マウスピースの厚み分口元が伸びているように感じることがあります。しかしマウスピースはとても薄く、見た目で口元が伸びるほどの変化はありません。
お口の中は、髪の毛が一本入っただけでもわかるほど繊細なもの。違和感を覚えることはあるかもしれませんが、ご自分で感じているほど口元が伸びていることはほとんどないでしょう。
ただし、もともと「過蓋咬合(深い噛み合わせ)」の方が矯正治療をした場合には、以前と比べて嚙み合わせが高くなるため口元が伸びて見えることがあります。しかし、それは正しい位置に治ったということになります。
2.口元が下がってみえるの?
抜歯をして歯科矯正する場合には、症例によっては歯を抜いたスペース分口元が下がって見えることがあります。
歯科矯正の際に抜歯が必要なのかどうかや、治療後に今までより口元が下がって見えるのかどうかは、1人ひとりの歯並びやお口の状況によって異なります。不安な方は、矯正を始める前のカウンセリングで歯科医とよく相談することが大切です。
3.顔がたるんでみえるの?
マウスピース矯正後に、顔がたるんでみえると感じる方がいらっしゃいます。もともと「出っ歯」などで歯が前に出ていた場合、歯科矯正によって正しい位置に引っ込めると頬の突っ張りが無くなるので、伸びていた皮膚に余裕ができ、たるんでみえることがあります。
治療前に歯科医とよく相談し、理想の歯並びや顔全体のイメージのすり合わせを行っておくとよいでしょう。また、矯正後はたるんで見えたとしても、「舌回し体操」や「あいうべ体操」などで顔の筋肉を鍛えると、引き締まった小顔になれる可能性があります。
「舌回し体操」のやり方は、口の中で歯をなぞるように舌を回します。
「あいうべ体操」のやり方は、普段より大きく口を開けることを意識して「あ」「い」「う」「べ」とゆっくり口を動かします。
1日30セット行う行うことで、表情筋に刺激を与え、顔の歪みを改善することにつながります。
4.エラの張りが解消するの?
歯科矯正で必ずエラの張りが解消するというわけではありませんが、解消する可能性はあります。
エラが張る原因は、生まれつきの骨格的なものと、噛み合わせなどの影響で咬筋(お口周りの筋肉)に余計な負担がかかり発達するものがあります。
骨格的な原因の場合、骨を削らなければエラの張りは解消されませんが、咬筋の影響の場合はマウスピース矯正で解消されることがあります。
実際にマウスピース矯正を経験した人のお話が気になる方は、こちらのYouTube動画を参考にしてみてください。
マウスピース矯正で対応できる症例
どのような歯並びが、マウスピース矯正で対応できるのでしょうか?マウスピース矯正で対応可能な症例の一例をご紹介します。
1.軽度の叢生(ガタガタ)
歯並びがガタガタしていたり、ねじれてはえていたりする「叢生(そうせい)」の中でも、歯並びのガタツキが軽度なケースの場合はマウスピース矯正で対応できます。この軽度の叢生は、マウスピース矯正に適しています。
歯並びをきれいに並べるためには、歯と歯の間をわずか(0.1~0.2㎜)に削る「IPR」という施術を行うことがあります。専用の器具でごくわずかに研磨するだけなので、痛みもほとんどありません。
2.空隙歯列(すきっ歯)
空隙歯列とは、歯と歯の間に隙間がある状態のことで「すきっ歯」とも言います。隙間の空き具合にもよりますが、マウスピース矯正で矯正するのに適した歯並びです。
3.軽度の出っ歯
軽度の出っ歯もマウスピース矯正で治療ができます。前歯を引っ込めたい量がごくわずか(2㎜程度)であれば、「IPR」で前歯の隙間を削って歯を動かすスペースを確保できるので、マウスピース矯正で治療できることが多いです。
マウスピース矯正を選ぶべき5つのメリット
実際にマウスピース矯正にはどのようなメリットがあるのかを解説していきます。
1.目立ちにくい
「マウスピース矯正装置」は、ほぼ透明で薄いプラスチック素材でできているので、目立ちにくいのが最大のメリットです。近くで見なければ、マウスピースを装着していることにほとんど気付かれないでしょう。
従来の矯正である「ワイヤー矯正(表側矯正)」の場合、歯の表面に矯正装置をつけるのでどうしても見た目が気になってしまいます。
接客業や営業など人と接することの多いお仕事の方や、見た目が気になってワイヤー矯正を躊躇していた方でも、マウスピース矯正なら安心して治療できます。
2.自分で取り外しができる
マウスピースは、ワイヤー矯正と違って自分で自由に取り外しできるというメリットもあります。食事の際は取り外せますので、歯科矯正中でも快適に食事を楽しめるでしょう。
ワイヤー矯正のように、食べたものが矯正器具の間に挟まってしまうこともありません。
目立ちづらいマウスピース矯正のエミニナルでは、顔の歪みに悩んでいる方も、周りにバレずに歯科矯正で顔の歪みを治療することができます。
エミニナル矯正では、月額2750円から矯正治療を始めることができるので、気になった方は下のボタンから詳細をご確認くださいね。
3.虫歯や歯周病になりにくい
マウスピースを取り外して歯磨きができるので、ワイヤー矯正よりも毎日の口腔ケアがしやすい点もメリットです。今までと同じような感覚でしっかりと歯磨きができますので、虫歯や歯周病にもなりにくいです。
ワイヤー矯正の場合は、自分で取り外しができないので、装置と歯の間に汚れが溜まりやすく、歯磨きがとても難しいため、注意しないと虫歯や歯周病になりやすいです。
4.痛みや口内炎などのトラブルが抑えられる
マウスピース矯正は、矯正中の痛みや口内炎などのトラブルが比較的抑えられるというメリットがあります。
マウスピース矯正の場合、尖った部分はほとんど無く滑らかなので、唇や粘膜に刺激を与えることが比較的少ないです。
歯が動くときの痛みや違和感はありますが、少しずつプラスチック製の歯型を変え歯を動かしていくため、痛みが抑えられる治療といわれています。
5.金属アレルギーの方でも安心
マウスピース矯正の場合、医療用プラスチック素材でできているため金属アレルギーの方でも安心して治療ができます。
マウスピース矯正の治療期間や費用イメージ
実際にどのぐらいの期間や費用がかかるのか、多くの人が疑問に感じていることを一気に解説していきます。
1.マウスピース矯正の治療期間
マウスピース矯正の治療期間は、歯並びや矯正する範囲によって異なります。
奥歯の噛み合わせには問題が無く、前歯だけを部分的に矯正する場合は3ヵ月~1年ほどの治療期間です。奥歯も含めた全体的な治療が必要なケースの治療期間は1年~3年ほどでしょう。
ワイヤー矯正と比べ、マウスピース矯正の治療期間が大きく変わるわけではありません。ただ、ワイヤー矯正の場合は定期的に歯科医院に通って調整してもらう必要がありますが、マウスピース矯正の場合は通院頻度が少なくて済むことが多いです。
歯科医院やマウスピース矯正のブランドによってはオンライン診療で済むため通院の手間が省けて便利です。
2.マウスピース矯正の費用
矯正にかかる費用は、部分矯正の場合10~70万円ほど、全体矯正の場合60~120万円ほどです。歯並びによって費用は異なり、使用するマウスピースの数が多くなるほど費用が高くなる傾向にあります。
歯並びのガタツキが大きいほどマウスピースの数は多くなるので、費用も高額になるでしょう。
初期費用の他に毎月の「調整料」がかかることがほとんどですが、マウスピース矯正は通院頻度が少ないのでこういった費用が少なくなる傾向にあります。
ただ、歯科矯正は自費診療なので歯科医院やマウスピース矯正ブランドによって費用や支払いシステムが異なります。カウンセリング時に全体の費用がどのくらいかかるのか、しっかりと確認しておくと安心です。
詳しくは下記の記事で解説しています。
マウスピース矯正で顔の変わる人の特徴って?美人になれる?
1.骨格以外の理由でエラが張っている人
噛み合わせや歯並びの問題でエラが張っている方は、マウスピース矯正をすると小顔効果が出やすいです。噛み合わせが悪いと顎に負担がかかりやすく、顎の筋肉が発達してエラが張っていることが少なくありません。
そんな骨格以外の理由でエラが張っている方は、マウスピース矯正で今よりも美人になれるかもしれませんね。
2.出っ歯の人
出っ歯で唇が前に突き出ている状態の方は、マウスピース矯正で前歯を引っ込めると顔がガラッと変化します。正面から見た歯並びはもちろん、理想的な「Eライン」を手に入れて横顔も美しくなれる可能性があります。
3.矯正で食生活が変わった人
矯正中に食生活が変わると、痩せて顔もスッキリと綺麗になることがあります。
マウスピース矯正治療中は、飲食のたびにマウスピースを取り外す必要があります。食後は必ず歯磨きをしてから装着するので、自然と間食が減り健康的な食生活になったという方が少なくありません。
その結果いつの間にか痩せて、顔の脂肪も落ち美しい小顔につながるのです。
まとめ
マウスピース矯正が、顔の印象にどんな影響を与えるのかについて解説しました。
歯科矯正で歯並びや噛み合わせを整えると、左右のバランスなどが整い顔の歪みがなくなったり、エラの張りが解消されたり、ほうれい線が目立ちにくくなったりすることがあります。
また歯並びがきれいになると笑顔になる機会が増えるので、心も体も綺麗になれるといううれしい変化が期待できます。
マウスピース矯正ブランドのエミニナル矯正では、1人ひとりの歯並びや口の状況を精度高く診断し、治療計画を提示してくれます。
インビザラインも取り扱っているので、気になることがあれば、気軽に矯正相談を受けてみてくださいね。
マウスピース矯正どれにしようか迷ったら、「エミニナル矯正」を受けてみて!
月々2,750円から始められるエミニナル矯正は、「安心」で選ばれるマウスピース矯正です。
近年、不適切なマウスピース矯正治療により、残念な想いをされている方がいます。
治療期間が短く、極端に安価であることを謳うマウスピース矯正がでてきている中で、「歯並びの仕上がり結果が、理想から程遠い。噛み合わせが逆に悪くなった。」「当初伝えられた治療費より、結果大幅に総額が高くなり、途中で治療を断念した」などのお声を聞きます。
これらの問題を解決すべく、エミニナルでは矯正のプロ”矯正ドクター”が100%担当する仕組みを作りました。在籍ドクターの治療経験は500症例以上なので、安心です。
エミニナル矯正の矯正相談では、あなた1人1人の矯正に対する不安を取り除き、そもそもマウスピース矯正が合っているのか?、金額や支払い方法はどのようなものがあるのかを丁寧にお伝えしています。
提携クリニックは全国拡大中です。お近くの提携クリニックはこちらからお探しください。
サービス名 | エミニナル矯正(EMININAL) |
---|---|
目安総額 (軽度〜中度) |
33万円〜66万円 ※自由診療 |
初回診断 | 無料 |
マウスピース矯正で顔が変わることに関するQ&A
マウスピース矯正が顔に与える影響ってどのぐらい?
マウスピース矯正をすると、「顔の歪み」「エラの張り」「ほうれい線」などが改善されることがあります。
マウスピース矯正で必ず改善されるわけではありませんが、歯科矯正で噛み合わせのバランスが整うと「顔の歪み」が改善されることにつながります。
また咬筋(顎の筋肉)にかかっていた余計な力が無くなることで、「エラの張り」が改善されることがあります。さらに歯並びによって目立っていた「ほうれい線」が、目立たなくなる可能性もあるでしょう。
マウスピース矯正しても変わりにくいところってどこ?
骨格の問題でエラが張っているケースでは、マウスピース矯正をしてもエラの張りは改善しません。美容外科クリニックなどで、外科的な手術が必要になります。
マウスピース矯正して美人になることってある?
骨格の問題以外でエラが張っている方や、軽度の出っ歯の方は、マウスピース矯正をして歯並びや嚙み合わせが整うことによって今よりも美人になれる可能性があります。
またマウスピース矯正期間中は間食を食べる回数が減るので、いつの間にかダイエットに成功し、自然と痩せて綺麗になったという方も。矯正をして綺麗な歯並びを手に入れるだけでなく、美人になれるなんてうれしいですね。