「歯列矯正はやめたほうがいい」という噂を聞いて、その理由は何なのかと気になっているという方も多いのではないでしょうか?
歯列矯正では歯並びを整えてコンプレックスの解消が期待できるなど、メリットが非常に大きいです。しかしながら、その一方で「歯列矯正で失敗した」と感じている方もいらっしゃいます。
本記事では「歯列矯正はやめたほうがいい」といわれる原因でもある「歯列矯正のありがちな4つの失敗事例」や、「歯列矯正をやめたほうがいい人の3つの特徴」などについて、詳しく解説していきます。
矯正の費用は安いものではないので、矯正治療で起こりうるリスクについてもしっかり知っておきたいという方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
歯列矯正をやめたほうがいい大人の3つの特徴とその理由
歯列矯正をして歯並びがきれいになることで、コンプレックスを解消できたり、「虫歯・歯周病」のリスクが軽減できたり多くのメリットがありますが、人によっては歯列矯正をやめたほうがいい場合もあります。
歯列矯正をやめたほうがいい人の3つの特徴は、以下の通りです。
1.虫歯や歯周病などが多い場合
虫歯や歯周病などが多い人は、場合によっては「歯列矯正」をやめたほうがいいケースもあります。
たとえば虫歯が多い場合は、治療がすべて終わってからであれば「歯列矯正」をはじめることが可能です。
しかしながら、被せものが多いと、歯列矯正に必要な装置を歯の表面につけにくくなるため「被せものを外して仮歯を入れる」といったことを、歯科医院の方針によってはしなければならない場合もあります。
これは被せものの数が多いほど、被せものを外すリスクが高まります。そして最終的には、仮歯の部分に再度新しく被せものを入れなおす必要があるため、トータルの治療期間がかなり延びてしまうリスクがあります。
また、軽度の歯周病の場合は、予め炎症を抑えたうえでリスクを考慮しながら、歯列矯正をはじめます。
しかしながら、重度の歯周病の場合は「歯列矯正」のリスクである「歯根吸収や歯肉退縮」が生じてしまうことで、歯が大きくぐらつきはじめるリスクも想定できます。
「歯根吸収」とは、歯の根っこが吸収され、短くなることです。歯がぐらぐらになってしまったり、歯が抜けてしまうリスクがあります。
「歯肉退縮」とは、歯ぐきが下がってしまい、歯の根っこが露出することです。虫歯や知覚過敏になりやすくなってしまいます。
2.すぐに効果が欲しい場合
「歯列矯正による効果がすぐに欲しい」といった場合も、歯列矯正をやめたほうがいい人の特徴のひとつです。
というのも「歯列矯正」は、よほど軽度の症例でない限りは、短くても3ヶ月~2年半程度の期間がかかってしまう治療法だからです。
「歯列矯正」は歯に矯正力をかけることで、骨を溶かしたり新しく作ったりなど、身体の反応を見ながらゆっくり歯を動かしていくため、どうしても時間がかかります。
つまり近々大切なイベントがあるからという理由で、治療を急に終わらせることはできません。また「歯の動きが悪い」ような場合には、想定していた以上の期間がかかるケースもあります。
そのため「歯列矯正」を検討している場合は、ある程度期間に余裕をもって取り組むことが大切です。
3.顎関節症の場合
口を開けると「カクッ」と音が鳴ったり、顎に痛みを生じる「顎関節症」がある人は、歯列矯正をやめたほうがいいケースもあります。
なぜなら、ただでさえ「痛み」や「違和感」を感じているところに、さらに「歯列矯正の違和感・痛み」が加わってしまうからです。もし痛みが積み重なって強い痛みになれば、食事をするのも億劫になってしまうことでしょう。
そのため「顎関節症」の症状がひどい場合は、歯列矯正をやめたほうがいいケースがあるのですが、もし顎関節症の原因が「噛み合わせの悪さ」であれば、治療することで「顎関節症」が改善される可能性もあります。
もしご自身に「顎関節症」がある場合は、事前に担当矯正ドクターに「歯列矯正」をすべきかどうか確認しておきましょう。
歯列矯正後に装置を外した状態で、そのまま放置してしまうと、歯は治療前の位置に戻ろうとしてしまいます。そのため歯列矯正後の「保定装置」をしっかり装着することはもちろん、「後戻り」のリスクにもしっかり配慮がある歯科医院を選ぶことも大切です。
「後戻り」というのは、矯正治療で歯並びが綺麗になった後に、また段々と歯並びが元の状態に戻ってしまうことです。
基本的に矯正治療では歯並びが綺麗になった後も「後戻り」を防ぐために保定装置(リテーナー)と呼ばれるもので固定する処置を行います。
それでは実際に人気のある歯列矯正の方法について見ていきましょう。
大人に人気の矯正方法を2つ紹介
では実際に、歯列矯正に止めるべきではない皆さんは、どのような矯正方法を選べば良いのでしょうか?
歯列矯正で後悔や失敗をしないために、メリットやデメリットをはじめ、かかる期間や費用などもしっかり確認しておきましょう。
1.ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットやワイヤーなどの「矯正装置」を取りつけ、歯を動かしたい方向けに適切な矯正力をかけることで、歯を徐々に動かしていく治療法です。
装置を取りつける位置や、ワイヤーなどの調整はすべて担当矯正ドクターが行うため、担当矯正ドクターの技術力や経験が、治療結果に大きく関与する治療法であるといえます。
ワイヤー矯正のメリット・デメリット
ワイヤー矯正の大きなメリットは、「幅広い症例に対応できる」ことです。つまり、「出っ歯」や「受け口」などの歯列矯正の中でも難しい症例にも、ほぼすべて対応可能です。抜歯を伴う、歯を大きく動かす症例などに適しています。
一方、ワイヤー矯正のデメリットとしては、「表側矯正」では装置を歯の表側の見えるところに装着するため、見た目の悪さが目立ちます。
またワイヤー矯正の場合は、およそ1ヶ月に1回と高頻度でワイヤーなどの装置の調整をしに歯科医院へ通わなくてはなりません。仕事やプライベートが忙しくて定期的な通院が難しい方には、不向きの治療法です。
ワイヤー矯正にかかる費用
ワイヤー矯正(全体矯正)の費用は、およそ60~100万円です。ワイヤー矯正は幅広い症例に対応できるため、重度の症例の場合は治療期間が長引き、費用が上がる場合があります。
部分矯正の場合であれば、これよりさらに費用を抑えられる可能性があります。
ワイヤー矯正の期間
ワイヤー矯正(表側)の期間は、全体矯正ならおよそ1〜 2年前後、部分矯正ならおよそ数ヶ月~1年程度です。
2.マウスピース矯正
マウスピース矯正は、自分専用の透明なマウスピースを作って、順番に新しいマウスピースに交換していくことで、歯並びを整えていく治療法です。
マウスピース矯正のメリット・デメリット
マウスピース矯正の大きなメリットは、装置が透明で目立ちにくいことです。人前に立つことが多い人でも、見た目を気にせず治療をはじめられます。また、痛みが抑えられることもメリットのひとつです。
さらに、マウスピース矯正は「取り外しができる矯正装置」のため、歯磨きのときや食事のときにいつでも着脱ができます。そのため、食事ではほぼ今までと同じように食べたいものが食べられ、歯磨きでもほぼ今までと変わらないケアができます。このように「マウスピース矯正」には、非常に多くのメリットがあります。
一方、マウスピース矯正のデメリットとしては、1日20時間以上の装着が必要なところです。食事や歯磨きのときに取り外しができる利便性はあるものの、これらの時間以外は基本的にはずっと装着しておかなければなりません。
マウスピースの装着時間を守れていないと、矯正期間が長引くリスクがあるため、自己管理を徹底する必要があります。
マウスピース矯正にかかる費用
マウスピース矯正の費用は、全額矯正の場合はおよそ80~110万円、部分矯正の場合はおよそ10〜60万円です。
マウスピース矯正の期間
マウスピース矯正の期間は、全体矯正なら1〜 2年半程度、部分矯正なら数ヶ月~1年程度です。
ただし、マウスピース矯正の場合は「重度の症例」には対応できないこともあるため、マウスピース矯正に加えて「ワイヤー矯正」を併用している歯科医院もあります。
ワイヤー矯正は「大きく歯を動かす動き」を得意としているため、「マウスピース矯正」に「ワイヤー矯正」を併用することで治療期間の短縮ができる可能性があります。
ではこのような歯列矯正をすることによるリスクにはどのようなものがあるのでしょうか。
大人が歯列矯正をすることによって生じるリスク
ここでは歯列矯正をする上で考えられるリスクについて解説していきます。
1.歯の根元が短くなってしまう「歯根吸収」
これは歯列矯正をする際に強制力を歯にかけることで生じるものです。歯の根元が短くなると歯が抜け落ちてしまうのではないかと心配になる方も多いのではないでしょうか。実際のところ少し歯の根本が短くなりますが、歯の寿命に影響を与えることはありません。
ただし急激に骨がやせるなどしてひどい歯周病になってしまうことがあります。このようなことが起こらないように日頃から歯磨きやクリーニングといったケアを欠かさないことが大切になります。
2.歯茎が下がってしまう「歯肉退縮」
歯の根元を覆っている歯茎(歯肉)の位置が下がってくることを指します。この状態では歯の根本が表面に出てしまい、虫歯や歯周病になるだけでなく、知覚過敏の原因にもつながります。
これは歯に矯正力をかけすぎた場合のみでなく、強く歯を磨きすぎた際にも生じます。そのため、適度な力加減で歯磨きすることが大切になります。
3.歯列矯正に伴う痛み
年を重ねるにつれて歯は硬くなっていき、動きにくくなっていきます。そのため歯列矯正に伴う痛みも年齢を重ねるごとに大きくなっていくと言われています。
ごく一般的な成人の歯列矯正は平均で2〜3年かかると言われていますが、20歳以上では多くの場合3年前後かかると言われています。
4.虫歯ができやすくなる
ワイヤー矯正など取り外しの難しい矯正装置では矯正器具の隙間を歯磨きすることが難しく、虫歯の原因となる細菌が繁殖しやすくなります。そのため歯列矯正以前と同様の磨き方をしていたり、歯磨き自体をサボったりしてしまうと虫歯ができやすくなってしまいます。そのため、しっかりと歯磨きを行う必要があります。
大人の歯列矯正にありがちな失敗事例4つ
歯列矯正での失敗はできれば避けたいものですが、「歯列矯正をして失敗した」と感じている方も一定数いらっしゃいます。ここでは歯列矯正でありがちな、以下の4つの失敗事例について紹介します。
1.思った通りの仕上がりにならなかった
2.矯正後に歯並びが元に戻ってしまった
3.予定よりも費用が膨らんでしまった
4.虫歯になり、治療が中断してしまった
1.思った通りの仕上がりにならなかった
矯正治療が完了したにもかかわらず、思った通りの歯並びにならず「失敗した」と感じている方がいらっしゃいます。
歯並びをきれいにするために、高い費用をかけて歯列矯正をはじめたのに、想像していた仕上がりのイメージと異なって「歯並びに納得がいかない」なんてことになったら悲しいですよね。
これには、以下の内容が原因になっている可能性があります。
- 担当矯正医と患者さんの間で、ゴールのイメージの共有がしっかりできていなかった
- 経験が浅い歯科医師が歯列矯正を行うことで、適応症例の判断を誤った
- 経験が浅い歯科医師が歯列矯正を行うことで、適切ではない歯の動かし方をした
- 患者さんの希望を汲み取れなかった
つまりこのようなトラブルを起こさないためには、必ず歯列矯正に特化した技術をもっている矯正ドクターが在籍している医院を選ぶことが重要です。
また些細なことでも気軽に相談ができ、担当矯正医とゴールのイメージがしっかり共有できる担当矯正ドクターだと、歯列矯正後のイメージのズレが生じる可能性を少なくできるでしょう。
マウスピース矯正ブランドの「エミニナル矯正」では、治療経験が500症例以上の矯正のプロ”矯正ドクター”が100%担当するシステムですので、医師の経験が豊富なので安心して治療を行うことができます。
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2.矯正後に歯並びが元に戻ってしまった
矯正後に歯並びが元に戻ってしまった、という失敗事例もあります。これは歯列矯正が終わって「保定装置」を装着せずに放置してしまったことが原因として挙げられます。
また無理な歯列矯正を行った場合や、舌で前歯を押す癖(舌癖)がある方なども、後戻りが起こりやすくなるリスクがあります。
歯列矯正は、歯並びが整ったら終わりではありません。歯列矯正後には必ず、「歯を固定する」期間が必要です。歯列矯正後は、まだ歯のまわりの骨が安定していないため、非常に歯が動きやすくなっています。
3.予定よりも費用が膨らんでしまった
歯列矯正では、「予定よりも追加費用がかかって、費用が膨らんでしまった」という失敗事例もあります。
これは、「契約当初の支払い額」にプラスして「通院費」や、「追加の矯正装置」などがかかり、総額で考えると「予想以上に高額になってしまった」というものです。
とくに「定期的な通院費」がかかる場合は、治療期間が長引けば長引くほど「総額」が増えてしまいます。
こうした失敗事例は、契約前に行われた治療内容のイメージ・料金設定が、しっかり患者さんに伝わっておらず(もしくは担当矯正医の説明不足で)、ズレが生じるために起こってしまいます。
これらのズレが生じないようにするためには、歯列矯正の契約を進める前に、必ず「治療が完了するまでの総額」を確認しておきましょう。
たとえば定期的な通院の頻度や、その度にかかる費用を確認したり、ご自身の歯並びを治す場合に「追加の矯正装置」が必要になる可能性があるかなどを確認したりしておく必要があります。
また、これらの質問にも、ひとつひとつ丁寧に答えてくれる歯科医院だと、信頼がおけるでしょう。
ただし、矯正ドクターから指示された矯正装置の「使い方」や「時間」を守らなかったことが原因で、治療期間が延びたり、治療のやり直しが必要になったりするリスクもあります。
この場合にかかる費用は「自己責任」です。追加費用がかからないように、しっかりルールを守ることも心がけましょう。
マウスピース矯正ブランドの「エミニナル矯正」では、矯正費用以外にかかる追加費用も事前の相談でしっかりと説明しています。
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4.虫歯になり、治療が中断してしまった
「虫歯になって、治療が中断してしまった」ことによる失敗事例もあります。
これは矯正装置を外して治療をしなければならないほどの「進行した虫歯ができてしまったケース」で、このような場合は矯正治療を中断して「虫歯治療を優先する必要」があります。
虫歯の状態にもよりますが、虫歯が軽度の状態だと経過観察を行います。しかし、たとえば歯の神経まで到達しているような大きな虫歯の場合は、歯の神経の治療後に被せものまで入れる治療を行わなくてはなりません。
そうなると、たとえば「マウスピース矯正」では、歯の形が変わって矯正装置が合わなくなるため、再度マウスピースを作り直す必要があります。
またワイヤー矯正では、虫歯治療のために外した「ワイヤー・ブラケット」などの装置を、治療後に再度装着する作業が必要となります。つまり大幅に、治療期間が延びてしまう可能性があるのです。
そうならないようにするためにも、歯列矯正前からしっかりお口の状態を整えておくことはもちろん、治療中はしっかりご自身でも、お口のセルフケアを徹底するなどの対策が必要です。
お口のセルフケアの方法として、フロスも大変効果的です。
現在は矯正中の歯磨きに特化したブラシなども販売されていますので、それらを取り入れることで虫歯リスクを減らすることができます。
大人の歯列矯正で感じる3つの不便なポイントとその対策
上記のような失敗焦れが生じてしまう原因には、以下のような3つの歯列矯正の不便なポイントがあります。
- 食事や就寝時に違和感がある
- 見た目が悪くなってしまう
- 仕事が忙しく、定期的な通院ができない
歯列矯正では、これらを不便に感じてしまう方が多いです。その対策についても、合わせて紹介していきます。
1.食事や就寝時に違和感がある
食事のときにも矯正装置を取り外せない「ワイヤー矯正」では、食事中に違和感を覚えやすいです。これは歯の表面に複雑な装置が装着されているためで、お肉や野菜の繊維が装置の隙間に挟まりやすくなります。
また、ワイヤー矯正の場合は食事制限があり、「おもち」や「ガム」のような粘着性がある食べ物は矯正装置が外れてしまうリスクがあるため、控えておかなければなりません。
「ワイヤー矯正」では常に口の中に装置の違和感を覚えやすく、慣れるまでは眠りにくくなるリスクもあります。
マウスピース矯正であれば、装置は滑らかで違和感が抑えられ、矯正装置が取り外せるため食事も治療開始前とほぼ変わらず楽しめます。
2.見た目が悪くなってしまう
歯列矯正では、とくに「ワイヤー矯正(表側矯正)」の場合、歯の表面に「矯正器具」を接着するため、目立ちやすく見た目が悪くなってしまうリスクがあります。
なかには「ワイヤー矯正(表側矯正)」の見た目が気になり過ぎて、大きく口を開けて笑えなくなったという方もいらっしゃいます。
こういったリスクを軽減するためには、マウスピース矯正の「エミニナル矯正」を選択するのがおすすめです。
「エミニナル矯正」では、透明で目立ちにくい「マウスピース型の矯正装置」を使用しているため、よほど近くに寄らないと矯正装置があることに気づきません。
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3.仕事が忙しく、定期的な通院ができない
選択する矯正治療の種類によっても異なりますが、多くの場合、「ワイヤー矯正」では月に1回、「マウスピース矯正」では2~3ヶ月に1回の頻度で歯科医院への来院が必要です。
歯の動き具合の進捗を確認し、スムーズに歯列矯正を進めるためにもこの「定期的な通院」は必要です。
しかし、毎日忙しく過ごしている方にとっては「定期的な通院」が大きな負担となることもあります。
そのため、普段時間に余裕がない方は、なるべく自宅から通いやすい歯科医院や、ご自身の通いやすい曜日・時間帯に診療している歯科医院、もしくは「通院回数が少ない治療法」を選ぶと良いでしょう。
エミニナル矯正は、通院は最低1回から歯列矯正をはじめることが可能です。
毎月口腔内写真を提出し、3ヶ月に1度フィードバックを行うため毎日忙しい方にもぴったりです。またお口にトラブルが生じたときは、専属医療チームがいる相談室にチャット相談できる体制も整っています。
では、不便なポイントによって歯列矯正をしなかった場合どのようなことが起きてしまうのでしょうか。
大人になっても歯列矯正をしないとどうなる?
歯列矯正をすることなく放置し続けてしまうと、歯や体の健康を損ねていくことにつながります。
例えば歯を失う原因になったり歯周病になりやすくなったりすると同時に、風邪などの感染症にかかりやす苦なることもあるそうです。
また歯並びが悪いまま放置してしまうと、入れ歯や入れ歯や歯抜けの状態になってしまい、将来的に自分の歯で食事をすることが難しくなることもあります。
このようなことがないように自分の歯並びが気になった方は、是非一度、矯正歯科医による矯正相談を受けて見てください。
まとめ
「歯列矯正をやめたほうがいい」と思ってしまわないようにするためには、信頼できる矯正ドクターに依頼し、自分に合った治療法で歯列矯正をはじめることが大切です。
また基本的なことではありますが、矯正ドクターからいわれたことをしっかり守ることも、とても重要なことです。
「自分に合った治療法」は、歯並びの症例に適していることはもちろんですが、ご自身のライフスタイルや、性格に合っている治療法であるかどうかも大切なポイントです。
エミニナル矯正では歯列矯正での失敗がないように、500件以上の症例数をもつ経験豊富な「矯正ドクター」が必ず担当する体制を整えています。
そのため、一人ひとりに合わせた的確な治療計画を提案してもらえます。
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近年、不適切なマウスピース矯正治療により、残念な想いをされている方がいます。
治療期間が短く、極端に安価であることを謳うマウスピース矯正がでてきている中で、「歯並びの仕上がり結果が、理想から程遠い。噛み合わせが逆に悪くなった。」「当初伝えられた治療費より、結果大幅に総額が高くなり、途中で治療を断念した」などのお声を聞きます。
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大人の歯列矯正に関するQ&A
歯列矯正に関する、よくある以下の3つの疑問について回答していきます。
1.大人の矯正は何年かかる?
歯列矯正の治療期間は、一人ひとりの歯並びや、矯正方法などによって異なります。ただし目安としては、大人が全体矯正をする場合、1~2年半程度です。そこに、後戻りを防ぐための「保定期間」が追加されます。(「保定期間」は、1〜3年程度)
また軽度の症例の場合は、「部分矯正」で歯列矯正をはじめることも可能です。主に抜歯を伴わないような軽度の症例では、3ヶ月〜1年前後と短い期間で治療が完了することが多いです。
2.歯の矯正の最短期間は?
歯の矯正の最短期間は、動かす歯の距離によって異なります。この動かす距離が短いほど、治療が早く終わります。軽度の症例であれば、3ヶ月程度と短期間で治療が完了することもあります。
また歯列矯正は、「虫歯」「歯周病」などが進行している状態では、治療がスムーズに進みません。そのため歯列矯正をはじめる前から定期的な歯のメンテナンスを行い、お口の中の環境を整えておく必要があります。
さらに治療をはじめてからも、マウスピース矯正の場合は装着時間を守ったり、「虫歯」「歯周病」などのトラブルが生じないようにしっかりセルフケアを徹底するなどにも気をつけることで、歯列矯正を長引かせずにスムーズに進めることができます。
3.歯列矯正 何ヶ月で変わる?
歯列矯正をはじめて何ヶ月で歯並びの状態が変わるのかは、個人差が大きいです。ただし多くの方が、歯列矯正をはじめて数ヶ月程度で、歯が動いていることを実感できることが多いです。
歯は1ヶ月で最大1㎜程度移動するため、歯並びの状態によっては、1ヶ月目から変化を実感できる可能性もあります。