出っ歯を治すトレーニングってあるの？確実に治す方法で改善しよう！

出っ歯に悩んでいて、最近「出っ歯を治すトレーニング」があるといった情報を聞き、色々と情報を探しているという方もいらっしゃるのではないでしょうか？

そこで本記事では、出っ歯を治すトレーニングがあるのかどうかや、出っ歯を放置するデメリットなどについて紹介していきます。

出っ歯を治すトレーニングの真相について知りたい方や、出っ歯をきれいに治したいと考えている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

「出っ歯を治したい」まずは状態をチェックしよう

自分では「出っ歯」だと思っていても、矯正治療で出っ歯を治すレベルなのか、判断しにくいものです。

そこでまずは、自分の歯並びがクリニックに相談すべき「出っ歯」なのかどうか、セルフチェックで確認してみましょう。

もちろんしっかりとした診断は歯科医院で行う必要がありますが、もし以下の条件に当てはまるようであれば、一度歯科医院へ相談してみると良いでしょう。

上の歯が下の歯より4mm以上前に出ている

上の前歯が下の前歯より4mm以上前に出ている状態だと、出っ歯の可能性が高いです。

口を閉じると顎にシワができる

口を閉じると顎にシワができるのも、出っ歯の特徴のひとつです。

出っ歯の場合は、上の前歯が前方に突出しているため、口を閉じようとしても上手く閉じられません。そのため、唇を閉じるためには下唇を上に上げる必要があり、そうすると無理な力がかかって顎にシワができやすくなるのです。

これは、口を閉じている間の一時的なシワですが、見た目は梅干しみたいにボコボコしていて、顎先にできることが多いです。

意識して口を閉じている

出っ歯の状態だと、口を閉じるには常に、意識して閉じなければ閉じられません。

通常、歯並びや噛み合わせに問題のない方でしたら、意識しなくても自然に口は閉じられます。

しかしながら、出っ歯の方だと、唇に力を入れないと唇が閉じられないことが多く、気づけば口がポカンと開きやすくなります。また、口を閉じようとすると、異様に口まわりが疲れやすい方も、出っ歯の可能性があります。

出っ歯を治すトレーニング方法がある？

インターネットで検索すると、「出っ歯治す方法　自力」などと候補に出てきたり、出っ歯を治すトレーニングが挙げられていたりしますが、本当なのかどうか気になっている方も多いかと思います。

出っ歯を自力で治す方法は「ない」

残念ながら、出っ歯を自力で治す方法はありません。

出っ歯の原因となる悪い習癖をトレーニングで改善することで、出っ歯の悪化を防ぐことができても、出っ歯をきれいに治すのは不可能だといえるでしょう。

自力で治すとこんなリスクもある

もし、出っ歯を自力で治そうとすれば、さまざまなリスクもあります。

たとえば、異常な力が歯に加わると、歯の寿命を縮めてしまったり、歯のまわりの組織にも悪影響を及ぼしたりするリスクもあります。

通常、歯科矯正は、歯並びだけではなく、3次元的に顎の骨の「位置」や「厚み」などを事前にしっかり確認し、専門知識を持った矯正歯科医が、一人ひとりの治療計画を時間をかけて作ってはじめて歯科矯正を開始できます。

つまり、決して自力で治せるものではないですし、かえって歯並びが悪くなることもあるため、自力で歯を動かそうとすることは控えましょう。

出っ歯を予防するトレーニング方法

「出っ歯を治すトレーニング」は実際のところありません。しかしながら、「出っ歯を予防するトレーニング」は存在しています。

これは、子どもの歯並び予防などに用いられる「MFT（口腔筋機能療法）」というトレーニングで、お口まわりの筋肉を整えて、正しく機能させるためのものです。

たとえば、「舌を前に出す癖」や「口呼吸」などがあると、出っ歯になりやすくなったり、悪化したりするリスクがあります。MFTのトレーニングでは、これらの出っ歯になった根本的な原因や、悪化リスクを改善することが期待できます。

1つ目は『ポッピング』と呼ばれるトレーニングです

このトレーニングは舌の筋肉を鍛えるためのもので、以下の手順で行います。

①舌全体を上あごに吸い付け、口を大きく開けて舌の裏のヒモを伸ばします。この時、舌の先が上前歯の根本に軽く触れる場所にあること、舌の前の方だけでなく、後ろの方まで上あごの裏側に吸い付けていること、舌が上の歯を覆わず上の歯列の内側に収まることが必要です。

②舌を舌におろし、「タン！」と音を立てます。舌全体が吸い付いていないと軽い音がしてしまいます。舌を吸い付けることの出来ない人は、ペタペタと音を出すことから始めましょう。音の出る直前は舌の一部が吸い付いているはずです。徐々に舌全体が吸い付くようにし、そしてだんだん舌の裏のヒモを伸ばせるようにしていきましょう。

2つ目は『スラープ＆スワロー』と呼ばれるトレーニングです

このトレーニングは嚥下（えんげ）の練習で、以下の手順で行います。

①舌の先をスポットにつけて舌全体を上あごに吸い付け、上の犬歯（糸切り歯）の後ろにストローを置いて、舌の裏側に当てます。そしてそのまま軽く歯を咬み合わせます。

②スプレーで口の横から奥歯に向かって水を吹き入れ、音を立てて水を吸い込みます。

③後ろに水を集めたら、奥歯を噛んだままゴクンと飲み込みます。正しい嚥下では口唇は軽く閉じていますが、この練習では口唇を開けた状態で飲み込みます。そのため、鏡で嚥下時の舌の状態がチェックできます。舌が前に出てこないように、舌の先を前歯の後ろのスポットと呼ばれる部分から離さないように気をつけてくださいね。

出っ歯を治さず放置するデメリット

では、もし出っ歯を治さず放置してしまうと、どうなるのでしょうか？

ここでは、出っ歯を放置する以下の3つのデメリットについて、それぞれ見ていきましょう。

コンプレックスになる

出っ歯を放置すると、コンプレックスになってしまうデメリットがあります。

出っ歯によって前方に突出した前歯は、口元がモコっと盛り上がりやすくなってしまいます。顔の正面の見た目はもちろん、大きく盛り上がった口元は、横顔のバランスにも悪影響を及ぼします。

出っ歯によって、常に口元が気になって思いっきり笑えなくなったり、口元にコンプレックスを感じて自分に自信がなくなったりしてしまう方も少なくありません。

胃腸に負担がかかる

胃腸に負担がかかってしまうのも、出っ歯のデメリットのひとつです。

出っ歯の場合は、前歯で食べ物をしっかり噛み切ることができず、咀嚼する力が低下して飲み込み癖もついてしまうこともあります。そうすると、消化するのに時間を要し、胃腸に大きな負担がかかることになってしまいます。

また、しっかり噛めると唾液分泌も促進します。唾液に含まれるアミラーゼという酵素は、食べ物のでんぷんを分解して、消化されやすい状態に整える役割があります。出っ歯によって噛めないことは、そういった意味でも、胃腸に負担をかける原因となってしまいます。

口腔内環境が悪くなる

口腔内環境が悪くなってしまうことも、出っ歯を放置するデメリットのひとつです。

なぜなら、出っ歯で口元が閉じにくくなって「口呼吸」をするようになると、口内の唾液分泌量が減ってしまうからです。

唾液が減ると、細菌が増殖しやすくなり、むし歯や歯周病などのリスクが上がって口腔内環境が悪くなってしまいます。

出っ歯を確実に治すには歯科矯正がおすすめ！

出っ歯を確実に治すには、歯科矯正がおすすめです。

出っ歯を治す歯科矯正には、大きくわけると「ワイヤー矯正」と、「マウスピース矯正」があります。ここでは、それぞれの治療内容や値段について詳しく見ていきましょう。

ワイヤー矯正｜治療内容・値段

ワイヤー矯正には、主に「表側矯正」と「裏側矯正」があります。

1.表側矯正

表側矯正は、唇側の歯の表面に「ブラケット」という矯正器具を取り付けて、そこに「ワイヤー」を通して歯を動かしていく矯正治療法です。

歴史の長い矯正治療法で、幅広い症例に対応ができます。ただし、矯正器具を唇側の見えるところに取りつけるため、見た目が気になるといったデメリットがあります。

もし、表側矯正を少しでも目立ちにくくしたい場合は、「プラスチック」や「セラミック」のブラケットや、白色ワイヤーなどを選択することで、目立ちにくくすることも可能です。

そして、出っ歯を治す値段の相場ですが、60～100万円程度です。また、目立ちにくい「ブラケット」や「ワイヤー」などを選択する場合、追加で数万円～10万円程度かかることもあります。

2.裏側矯正

裏側矯正は、舌側の歯の裏側に矯正器具を取り付けて、歯並びを整える矯正治療法です。歯の裏側に装置を取りつけるため、目立ちにくく、歯科矯正中の見た目が気になる方に向いています。

ただし、舌に装置があたりやすく慣れるまでは発音がしにくかったり、装置を目視しづらく歯磨きがしにくかったりするデメリットもあります。

そして、出っ歯を治す値段の相場ですが、表側矯正より高額であることが多く、100～160万円程度です。

マウスピース矯正｜治療内容・値段

マウスピース矯正は、オーダーメイドで作ったマウスピース型の装置を、一定期間ごとに新しいマウスピースに交換することで、歯並びを整えられる矯正治療法です。治療総額は20-100万円程度です。

マウスピース矯正ブランドによっては、治せる症例に制限はありますが、ワイヤー矯正に劣らず幅広い症例に対応したマウスピース矯正ブランドも存在しています。

また、目立たない透明のマウスピースの装置は、人前に立つ仕事をしている方でも気軽にはじめられ、さらに「マウスピース矯正ブランド」によっては通勤頻度が少ないブランドもあって、仕事で毎日忙しい方にもおすすめの矯正治療法です。

出っ歯を綺麗に治して口元に自信をつけよう！

残念ながら、出っ歯を治すトレーニングはありません。しかしながら、出っ歯を放置すると見た目以外にもさまざまなデメリットがあるため、軽視できない問題です。そのため、歯科矯正で出っ歯をきれいに治して、トラブルを回避するとともに、美しい口元も一緒に手に入れてしまいましょう。

エミニナル矯正では、出っ歯のマウスピース矯正治療に対応しております。500症例以上の多くの実績を持つ「矯正ドクター」が担当矯正医となり、最適な矯正治療法をご提案します。

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マウスピース矯正どれにしようか迷ったら、「エミニナル矯正」を受けてみて！

月々2,750円から始められるエミニナル矯正は、「安心」で選ばれるマウスピース矯正です。

近年、不適切なマウスピース矯正治療により、残念な想いをされている方がいます。

治療期間が短く、極端に安価であることを謳うマウスピース矯正がでてきている中で、「歯並びの仕上がり結果が、理想から程遠い。噛み合わせが逆に悪くなった。」「当初伝えられた治療費より、結果大幅に総額が高くなり、途中で治療を断念した」などのお声を聞きます。

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出っ歯に関するよくあるQ&A

ここでは、出っ歯に関するよくあるQ&Aについて回答していきます。

Q.出っ歯はちゃんと治るの？

出っ歯は、歯科矯正をすることでちゃんと治すことができます。ただし、顎骨の問題が大きいような重度の出っ歯では、歯科矯正と「外科手術」との併用が必要になるケースもあります。

また、歯を動かして出っ歯を改善する「歯科矯正」以外にも、気になる出っ歯部分の歯を削って、セラミックの被せ物をすることで歯並びを整える「セラミック矯正」という方法もあります。「セラミック矯正」の場合は、歯の状態によっては適用できないケースもあります。

Q.舌で歯を押すとどうなる？

舌で歯を押す癖があると、出っ歯になる可能性があります。この癖のことを「舌突出癖」といいますが、頻繁に舌で上の前歯を押してしまうと、出っ歯になるリスクが高まってしまいます。

また、顎の成長途中にあるお子さんの場合、この舌突出癖があると、正常な位置に舌がないことで上顎の劣成長が見られ、将来歯並びが悪くなってしまう可能性もあります。

Q.出っ歯の原因にはなにがある？

出っ歯の原因は、以下の通りです。遺伝的（顎や歯の大きさの遺伝）な原因と、環境や習癖などが原因となるケースもあります。

・大き過ぎる上顎が遺伝（顎自体が前方へ突出するため）
・小さい下顎が遺伝（相対的に上の前歯が突出して見えるため）
・顎に対して大きな歯の遺伝（歯列に対して歯が多くて、歯列が前に出てしまうため）
・指しゃぶり
・爪を噛む癖
・舌を前に突き出す癖
・口呼吸
・猫背　など