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歯科矯正によって面長が治る?得られる変化と治療に関するポイントを紹介

歯科矯正を検討している人の中でも、面長を治したいという気持ちから検討している方も多くいます。そこで気になるのは、歯科矯正は面長に効果があるのかどうかですよね。

この記事では、矯正の費用を無駄にしないための知識として、歯科矯正治療を行うと面長は改善されるのか?歯科矯正によってどんな効果があるのか?また注意するべきポイントなどを分かりやすくまとめています。治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

浅見 拓哉
監修 矯正ドクター
日本矯正歯科学会 認定医/インビザライン認定ドクター
三上 智彦
監修 矯正ドクター
日本矯正歯科学会認定医/インビザライン認定ドクター
名倉 奈津子
監修 矯正ドクター
東京歯科大学卒/医療法人社団佑健会 勤務

面長の印象を与える3つの要素

顔のかたちは、「卵型」「丸顔」「面長」「逆三角系」「ベース型」などいろいろありますね。顔型の好みは人それぞれなのですが、近年のトレンドは小さめの「丸顔」。そのため「面長を治したい」と考える方が少なくありません。

そもそも「面長」とは、顔が縦に長い特徴を持った顔立ちや、実際には顔が長くなくても長く見える印象がある顔立ちのこと。それでは、面長の印象を与える要素とはどのようなポイントでしょうか?3つご紹介します。

①おでこの広さ

顔に対しておでこが広いと、面長に見えやすいです。おでこが縦に長いだけでなく、前に張り出しているケースでもおでこが強調されやすいので、顔が長く見えることがあります。


また前髪の生え際が後退することにより、おでこが広くなり顔全体が長く見えるケースもあります。加齢とともに髪の毛が薄くなり、面長に見えるようになったという方もいます。

②鼻の下(人中)の長さ

「人中(じんちゅう)」とは、鼻の下と上唇の間にある縦の溝のことです。人によって長さや深さが違い、人中が長い人ほど顔が長く見えることが多いです。人中は顔のほぼ中心に位置しているので、顔全体の印象に大きな影響を与えます。人中の長さは、面長の印象を与える重要な要素のひとつと言えるでしょう。

日本人の平均的な人中の長さは、約1.5cmです。理想的な口元のバランスは、人中の長さと、下唇から顎までの長さの比率が1対2だと言われています。人中が短めの場合は年齢よりも若く見える傾向があり、逆に人中が長めの場合は顔全体が間延びしたような印象になり老けて見られがちです。

人中の長さは顔の骨格によって決まっていることが多いですが、歯並びによって変化するケースもあります。また加齢による皮膚のたるみによって、伸びていくこともあります。

③顎先の長さ

顎先が長いと、顔が長く見えることがあります。下顎が強調されることによって、顔全体が長く見えてしまうのです。

顎が長くなる原因は、骨格的な問題によるものと、歯並びの問題によるものがあります。また、加齢によって頬が垂れ下がることにより、面長な印象になることもあります。

歯科矯正によって面長が治ると言われている歯並びとは?

歯並びと顔の印象は、無関係ではありません。歯並びの乱れによって、面長な顔立ちの印象を与えていることがあるのです。


このようなケースでは、歯科矯正によって歯並びをきれいにすると、面長が治ることがあります。それでは、どんな歯並びの方が歯科矯正をすると面長が治りやすいのでしょうか。

出っ歯

出っ歯(上顎前突・上下額前突)の方が歯科矯正をすると、面長の印象が改善されやすいと言われています。 前歯が前に飛び出している「出っ歯」の歯並びの方は、鼻の下の皮膚が歯で前に伸ばされるので「人中(じんちゅう)」が長く見える傾向にあります。歯科矯正で歯を後退させると、長すぎる人中が改善され面長の印象も治ることがあります。

受け口

受け口(反対咬合・下顎前突)とは、上下の歯を噛んだときに下の歯が上の歯よりも前に出ている噛み合わせのことです。受け口が原因で面長に見えているケースでは、歯列矯正で歯を引っ込めることによって面長の印象を改善できる可能性があります。

骨格的に問題がある受け口の場合は、顎の骨を切る外科手術と歯列矯正を併用する治療が必要になります。この外科手術を行うと、顔の印象が大きく変わります。

歯科矯正は面長解消以外の顔への変化も期待できる

歯科矯正をすると、横顔やフェイスラインの変化も期待できます。

Eラインが整う

歯科矯正で、Eライン(エステティックライン)の改善が期待できる可能性があります 。 Eラインとは横顔の美しさを決める指標のことで、鼻先から顎先を結ぶラインよりも外側に唇が出ない口元が、美しいとされています。

出っ歯などの歯並びで口元が前に突き出ていた方は、歯科矯正で歯が引っ込むと唇も引っ込みます。その結果、理想的なEラインに近づくのです。特に、抜歯をして歯を大きく動かした場合に変化を感じやすいでしょう。

また受け口などで口元が引っ込んで見えた方も、歯科矯正で横顔の変化を感じやすいです。ただ、Eラインは鼻の高さや顎の骨に依存するものなので、歯科矯正をしたら必ずEラインが整うというわけではありません。

こちらのYouTube動画では、歯科矯正でEラインを手に入れる方法について紹介しています。
歯科矯正で綺麗になる方法について知りたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

フェイスラインがスッキリする

歯科矯正をすると「フェイスラインがスッキリする」「小顔になる」などの効果が期待できます。

歯並びや噛み合わせが悪いとうまく食べ物を噛めないので、咬筋(噛む時に使う筋肉)に余計な負担がかかってしまいます。その結果、筋肉が厚くなってエラが張ってしまったり、左右のバランスが崩れたフェイスラインになったりすることがあるのです。

歯科矯正で正しい噛み合わせに治すと、筋肉の過度な発達によるエラ張りや顔の歪みなどが解消され、すっきりしたフェイスラインへの変化が期待できます。

歯科矯正によって面長を治したいときのポイント

「歯科矯正で面長を治したい」とお考えの方に、治療のポイントや注意すべき点などについて解説していきます。

事前相談・カウンセリングをおこなう

まずは、歯科医院・矯正歯科で事前相談をしっかりと行うことが大切です。歯並びや顔立ちは人それぞれ異なりますので、どのような歯科矯正方法が向いているのか、面長の印象が変わる可能性があるのかどうかなども、人それぞれ異なります。

不安なことがあれば、事前相談・カウンセリング時に何でも質問し、親身になって答えてくれる信用できる矯正歯科医を選ぶようにすると良いでしょう。

歯科矯正で人中が変化する点も考慮する

歯科矯正をして歯並びを整えると、人中の長さが変化することによって面長の印象が改善される可能性があります。カウンセリング時に、歯科矯正によってどのように人中が変化するのか、それによって顔の印象がどう変わるのか、担当医によく確認しておきましょう。

また、矯正歯科医が理想とする歯並びと、患者様側が理想とする歯並びや顔立ちが異なることもありますので、事前のイメージのすり合わせはとても大切です。お互いに納得してから治療を始めるようにしましょう。

精密検査をおこなう

精密検査を行うことも、矯正の成功のためにとても大切です。矯正をしたらどのような歯並び・噛み合わせ・口元・顔立ちになるのか正確に予想するためには、矯正前の精密検査をしっかりと行う必要があるのです。

事前の精密検査・診断・治療計画が、最終的な歯並びや顔立ちの印象に大きくかかわってくるでしょう。

実績が豊富な矯正歯科医に治療してもらう

歯科矯正の実績が豊富な矯正歯科医の治療を受けることも大切です。歯科矯正の知識と経験があり、治療実績が豊富で一人ひとりに向き合ってくれる矯正歯科医を選びましょう。歯科矯正は、専門的な知識や経験が必要な高度な治療方法です。矯正実績が豊富な矯正歯科医に治療してもらった方が、良い結果を得られやすいでしょう。

実績が豊富な矯正歯科医を選ぶ方法は、日本矯正歯科学会の「臨床指導医(旧:専門医)」「認定医」を参考にする方法などが有名です。それ以外にも、歯科医院のホームページで過去の治療実績を調べる方法や、実際に歯科矯正を行った知人に紹介してもらう方法、インターネットの口コミを参考にする方法などがあります。

マウスピース矯正ブランドの「エミニナル矯正」は、治療経験が500症例以上の矯正のプロ”矯正ドクター”が100%担当するシステムですので、1人1人にあった矯正計画で治療を進めていくことができます。

矯正のルール・装着時間を守る

矯正歯科医から指示された矯正のルールや、マウスピースの装着時間などをしっかりと守ることも矯正の成功のため重要です。特にマウスピース矯正は自分で取り外しができるので、決められた装着時間より短くなってしまうことが少なくありません。1日20時間と装着時間を指示されたら、必ず守るようにしましょう。

【まとめ】適切な歯科矯正で面長解消を目指そう

歯科矯正によって、「面長解消される」「顔が短く見える」「顎が短くなる」「人中が短くなる」などの効果が期待できる理由についてご紹介しました。

歯科矯正には「マウスピース矯正」や「ワイヤー矯正」がありますが、「マウスピース矯正」は目立たない上に、取り外しができるので人気があります。その中でもマウスピース矯正ブランドのエミニナル矯正では、1人ひとりの歯並びや口の状況を精度高く診断し、治療計画を提示してくれます。

「話を聞いてみたい」「自分の歯並びで気になることがある」という方は気軽に無料の矯正相談を受けてみてくださいね。

マウスピース矯正どれにしようか迷ったら、「エミニナル矯正」を受けてみて!

月々2,750円から始められるエミニナル矯正は、「安心」で選ばれるマウスピース矯正です。

近年、不適切なマウスピース矯正治療により、残念な想いをされている方がいます。

治療期間が短く、極端に安価であることを謳うマウスピース矯正がでてきている中で、「歯並びの仕上がり結果が、理想から程遠い。噛み合わせが逆に悪くなった。」「当初伝えられた治療費より、結果大幅に総額が高くなり、途中で治療を断念した」などのお声を聞きます。

これらの問題を解決すべく、エミニナルでは矯正のプロ”矯正ドクター”が100%担当する仕組みを作りました。在籍ドクターの治療経験は500症例以上なので、安心です。

エミニナル矯正の矯正相談では、あなた1人1人の矯正に対する不安を取り除き、そもそもマウスピース矯正が合っているのか?、金額や支払い方法はどのようなものがあるのかを丁寧にお伝えしています。

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歯科矯正に関するよくあるQ&A

Q1.歯科矯正によって面長になることはあるの?

歯科矯正をすると口元がきれいになるので、顔立ちもきれいになることがほとんどなのですが、頬がこけて面長の印象になったと感じる方もまれにいます。

特に、出っ歯や口ゴボなど歯が前に出ていた方が歯科矯正をすると、歯が引っ込むことで口周りの皮膚が余ってしまいがちです。その結果、頬がこけて顔が長く見えることがあります

また、矯正中に食事がしにくくなり筋肉が衰えると、一時的に頬がこけたり面長に見えたりすることもあります。表情筋のトレーニングなどをすると、肌の張りを取り戻せることが多いです。

Q2.歯科矯正で輪郭が変わるのはなぜ?

歯科矯正をすると、顔の輪郭が変わることがあります。歯が本来あるところに並ぶと、自然と輪郭もスッキリと整うのです。

また、噛み合わせが悪いと咬筋(噛む時に使う筋肉)に余計な負担がかかるので、筋肉が発達しすぎてエラが張ったように見えることが少なくありません。

歯科矯正で噛み合わせを治すと、咬筋への余計な負担やゆがみも解消されるので、輪郭がすっきりとした印象になったり、ゆがみがとれたり、小顔になったように見えることがあるのです。

Q3.歯科矯正によって歯は1ヶ月でどの程度動くの?

歯科矯正で歯が動く距離は、個人差もありますが1ヵ月で0.3~0.5mm程度です。強い力を入れて早く歯を動かそうとすると、歯や骨に取り返しのつかないダメージを与えてしまう恐れがありますので、少しずつゆっくりと動かしていきます。


Emi

デパコスからドラコスまで大好きな、根っからの美容好き。最近は美容医療領域の興味関心度が高い。綺麗に年を重ね、素から綺麗を目指したい。