2022年11月16日
2023年3月6日インビザラインを検討しているけど、矯正中は痛いのか心配という声をよく聞きます。今回はそんな不安を抱えている方のためにインビザラインの痛みについて解説します。
今後インビザラインを検討している方はぜひ最後まで読んで参考にしていただければと思います。
インビザライン以外のマウスピース矯正の費用が気になる方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
『マウスピース矯正の値段はいくら？治療範囲・年齢・流れ別に徹底紹介』
インビザラインは痛みが出やすい？
これまで主流だったワイヤーとブラケットを使った矯正方法は、歯に直接装置を取り付けて矯正治療をおこないます。歯の移動が起こりやすく、さまざまな歯並びの治療が可能です。
しかし、ワイヤー矯正は1 ヶ月に1回の頻度でワイヤーを取り付けるため、直後の1週間程度は痛みや違和感を感じやすく、食事もままならない状態になる人も多いです。
インビザラインとワイヤー矯正の痛みの違い
一方、インビザラインの場合は透明なプラスチック製のマウスピースを使った矯正方法で、痛みや違和感は比較的抑えられると言われています。
透明で目立ちにくく、自分で取り外しができるため、清掃性にも優れています。そして何より歯を動かしたい位置に合わせてマウスピース複数枚作り、1週間に1回装着変更を行うことによって、痛みや違和感が抑えられると言われています。
痛みが出るメカニズム
マウスピース矯正は比較的、痛みや違和感を抑えられると言われていますが、やはり装置を最初に口に入れたときは、普段とは違う状態がもたらされるために痛みや違和感を感じることもあります。
また、歯が移動する際はどうしても歯に痛みを感じることもあります。それは、歯科矯正によって歯の根本にある歯槽骨で細胞の破壊と生成がおこなわれているためです。
痛みの強さはどのくらい？
歯科矯正を始め、痛みを感じ方は人それぞれです。痛みに弱い人・強い人がいるため、人により感じ方は異なります。歯科矯正では多くの人が痛みや違和感を感じるといえます。
インビザラインの痛みの度合いは？
インビザラインを使った歯列矯正の痛みは、特定の部位がズキズキ痛むというよりは、歯全体がどんよりと鈍く痛むような感覚がします。
頭痛や腹痛の激しいときは、どこが痛むということが断言できるかと思いますが、歯列矯正の場合はそうではありません。これは歯並び全体が歯列矯正によって変化しているためです。
インビザラインが痛いと感じる原因と対処法
ここからは、インビザラインで矯正をして痛みが出るときの原因と対処法を説明します。
歯が動いている時
インビザラインをはじめとするマウスピース矯正は、現在の歯並びより理想の歯並びに近い歯列に形作られており、その差によって歯の移動が起きるという仕組みです。
痛みの原因
現在の歯並びから理想の歯並びの位置へ移動する際、矯正装置によって負荷がかかります。移動のための力がかかった側の歯の根っこにある歯槽骨と歯の間にある歯根膜に破壊と再生が生じることで徐々に歯が動いていきます。この移動時には痛みを感じる物質が分泌されるため痛く感じます。
対処法
痛みを感じるのは、マウスピース交換時や装着後間もない時期です。痛みを和らげるには、鎮痛剤を利用すると痛みを軽減できます。装着後の痛みは、数日程度で慣れて改善してきます。痛みを感じると精神的にも参ってしまいますが、いずれ終わると思って割り切りましょう。痛みが1週間以上も続く場合や局所的に痛い場合は歯科医院へ連絡するといいでしょう。
食事をしているとき
マウスピース矯正であるインビザラインは、食事や歯ブラシのときに取り外しができることが特徴です。そのぶん清掃性も高く、普段通りの生活が送れることがメリットではありますが、食事をしているときに痛みを感じることがあります。
痛みの原因
食事のときに歯が痛む原因は、噛み合わせが合っていないことが考えられます。歯科矯正によって歯が動くと、これまでの噛み合わせとは変化します。とくに歯科矯正中の噛み合わせは、まだ理想の位置になっていないため、噛みづらさを感じることもあります。その場合は次に治療に行くときに医師に現在の歯の状態について質問するとよいでしょう。
噛み合わせの変化に加えて、歯の移動時の痛みに敏感な状態が重なることで、咀嚼が刺激となって痛く感じてしまうのです。
対処法
食事は生きるうえで欠かせませんが、数日程度で痛みは消失します。したがって、マウスピース交換直後は柔らかめの食事に切り替えたり、スープやおかゆといった強く噛まなくても食べられる食事に切り替えたりしましょう。
マウスピースを着脱する時
インビザラインで使うマウスピースは、プラスチック製で患者さんごとに設計されています。現在の歯並びよりやや違う形（=理想の歯の位置）に作られているため、装着時には毎回違和感を感じます。
痛みの原因
マウスピースをつけたときや外したときに痛みを感じる原因は、締め付け感が挙げられます。また、インビザラインではアタッチメントという歯に直接着ける装置を使うため、このアタッチメントが引っかかって痛みを感じることもあります。
対処法
マウスピースの着脱時にどうしても痛みを感じて不快感があるという人には、歯科用のワックスややすりを使うのがおすすめです。歯科用のワックスはアタッチメントにつけて口腔内に当たる部分をなめらかにします。
マウスピースの縁が当たるとき
インビザラインのマウスピースは歯並びにピッタリ沿う形に作られています。したがって口の幅いっぱいのものを口の中に入れるため、着脱時に痛みを感じることがあります。
痛みの原因
マウスピースの縁が当たって痛みを感じる原因には、マウスピースが合っていなかったり、変形したりしている可能性が考えられます。
対処法
インビザラインの変形や不適合によって痛みを感じる場合には、無理に使い続けると痛みが増すばかりか、歯の移動が十分に起きない可能性があります。鋭い痛みを感じた場合はすぐに担当の歯科医師に相談して、作り替えたり調整してもらうなどの処置をしてもらいましょう。
アタッチメントが当たるとき
先ほども触れたアタッチメントは、歯にマウスピースをピッタリと装着させ、歯を移動させるために必要な装置です。しかし、口の中にアタッチメントが触れて痛みを感じることもあります。
痛みの原因
インビザラインをはじめ、マウスピース矯正は1日20時間以上などほとんどの時間着けて過ごす必要があります。したがって、アタッチメントが露出している時間は食事や歯磨きのときなど限定的です。しかし、口の中とくに内頬に装置が当たることで痛みを感じたり、口内炎になることもあります。
対処法
アタッチメントは角を丸くして、口に触れる部分を滑らかにしても使えます。強い痛みを感じる場合や、口内炎を繰り返す場合には、歯科医師に相談して調整してもらいましょう。
アタッチメントでできる口内炎は比較的治りやすいとは言われていますが、口内炎を抑える薬を処方してもらうのも良いでしょう。
マウスピースを長時間外してから装着するとき
マウスピース矯正は、自分で着脱可能な点がメリットですが、1日の装着時間を守らなければ効果は薄れてしまいます。しかし、結婚式や仕事などでどうしても長時間外さなければならない人もいます。
長時間外してから再びマウスピースを着けると痛みを感じることがあります。
痛みの原因
歯科矯正中の歯並びや矯正直後の歯並びは、歯が元の位置に戻ろうとする力が働きます。マウスピースによってせっかく理想の位置に近づいた歯並びも、長時間外した状態が続くと、元の位置に戻ってしまい、またマウスピースを着けたときに痛みを感じます。
これは、マウスピースの交換時同様の状態に戻っているためです。
対処法
長時間外したあとの再装着で痛みを感じたら、鎮痛剤を使うなどして痛みを和らげましょう。外す時間が長くなってしまった場合は、医師に相談し、装着期間を長めに取るなども検討してもよいでしょう。
ゴムかけをするとき
矯正効果を上げるために、顎間ゴムという追加の装置を使用することがあります。これは、より噛み合わせを正常な位置に導くためのもので、上下のマウスピースに引っ掛けて使います。マウスピース同様目立ちにくい装置で、自分で取り外しもできます。
痛みの原因
顎間ゴムは通常の輪ゴムよりも小さく力も強くかかるため、装着当初は痛みを感じます。これは歯の移動が生じて痛みを感じるためです。
対処法
顎間ゴムで痛みを感じる場合には、鎮痛剤を使用することで痛みを和らげられます。顎間ゴムは取り扱いにも一手間必要となり面倒に感じることもあります。
しかし、使用することでより理想の結果へと導いてくれますので、毎日決められた時間装着しましょう。マウスピースの交換時同様、こちらも数日程度で慣れてきます。
インビザラインの痛みに関する口コミは？
ここからは、インビザラインで実際に治療をおこなっている人の投稿から、痛みに関する口コミを見ていきましょう。
口コミからわかったこと
・締め付けられるような痛みはある……インビザライン以外の矯正方法でも必ずと言って良いほど感じる締め付け感があります。これは、歯の移動が生じるためどうしてもつきものです。口コミでは、痛みを感じるけれど、効果を実感していると言っている声もありました。
・痛みはないが綺麗になった……痛みの感じ方には個人差があるほか、症例の程度によっても感じ方は違います。口コミでは、痛みを感じずに1〜2年治療した結果、確実に歯並びが綺麗になったと実感する声が見られました。
・初日は痛い……マウスピース矯正は痛みが少ないことがメリットとは言え、交換時や初めてマウスピースを装着した日はどうしても締め付け感が強いものです。口コミでは、マウスピースが10枚目に突入しても痛みは感じると書かれていました。
さらに詳しい口コミは下記の記事で解説しています。
まとめ
インビザライン矯正はマウスピース矯正でありながら、部分矯正から重度の症例まで幅広く対応している矯正方法です。しかし、マウスピースの交換時にはどうしても痛みを感じます。
また、アタッチメントによる接触痛や、顎間ゴムなど付属の装置による痛みも発生するケースもあります。痛みを感じたら我慢せず鎮痛剤を服用したり、歯科医師に相談してみましょう。
マウスピース矯正ブランドのエミニナル矯正では、1人ひとりの歯並びや口の状況を精度高く診断し、治療計画を提示してくれます。インビザラインも取り扱っているので、気になることがあれば、気軽に矯正相談を受けてみてくださいね。
マウスピース矯正どれにしようか迷ったら、「エミニナル矯正」を受けてみて！
月々2,750円から始められるエミニナル矯正は、「安心」で選ばれるマウスピース矯正です。
近年、不適切なマウスピース矯正治療により、残念な想いをされている方がいます。
治療期間が短く、極端に安価であることを謳うマウスピース矯正がでてきている中で、「歯並びの仕上がり結果が、理想から程遠い。噛み合わせが逆に悪くなった。」「当初伝えられた治療費より、結果大幅に総額が高くなり、途中で治療を断念した」などのお声を聞きます。
これらの問題を解決すべく、エミニナルでは矯正のプロ”矯正ドクター”が100％担当する仕組みを作りました。在籍ドクターの治療経験は500症例以上なので、安心です。
エミニナル矯正の矯正相談では、あなた1人1人の矯正に対する不安を取り除き、そもそもマウスピース矯正が合っているのか？、金額や支払い方法はどのようなものがあるのかを丁寧にお伝えしています。
提携クリニックは全国拡大中です。お近くの提携クリニックはこちらからお探しください。
| サービス名 | エミニナル矯正（EMININAL） |
|---|---|
| 目安総額 （軽度〜中度） |
33万円〜66万円 ※自由診療 |
| 初回診断 | 無料 |
Q＆A
抜歯をしなければなりませんか？
A. 結論から言いますと、抜歯は必ずしも必要ではありません。しかし、歯を綺麗に並べる場合には、スペースを確保する必要があります。そのスペースを確保できないと矯正後に出っ歯になってしまったりすることがあります。
抜歯以外にも歯の表面を削ったり、歯全体を後ろに下げたりなどの方法でスペースを作ることができます。その中から患者様一人一人に合わせた治療法を選ぶことが大切です。
インビザラインは1日に何時間装着するのですか？
A. 1日20時間以上装着してください。基本的には、飲んだり食べたりする食事の時間と歯磨きのとき以外は、いつも装着することをおすすめします。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正では、どっちが痛いですか？
A.マウスピース矯正は、痛みや違和感を抑えられると言われています。それは、マウスピース矯正は、スタートからゴールまで、歯の形を少しずつ変えたプラスチック製のマウスピースを装着するからです。インビザラインの場合は、毎週1回交換するため、個人差はありますが、痛みや違和感を抑えられます。
ワイヤー矯正は月1回調整が必要で、その時に痛みや違和感を感じやすいといわれています。また、口腔内に装置をつけるため装置の一部が当たり口内炎のリスクもあります。
