マウスピース矯正 歯科矯正の知恵袋 記事一覧

キレイライン矯正をやめる理由とやめる人の特徴とは

マウスピース矯正の中でも有名なのが「キレイライン」ですね。さまざまなメリットがあるマウスピース型歯科矯正システムですが、Twitterなどで「やめたい」「やめようか検討している」「マウスピース矯正はやめたほうがいい」などのつぶやきを目にすることがあります。

どうしてやめたいと思うのでしょうか?

本記事では、キレイラインをやめた人の理由や経験談、治療にかかる費用まで徹底解説していきます。マウスピース矯正を選ぶ際の参考にしていただければと思います。

浅見 拓哉
監修 矯正ドクター
日本矯正歯科学会 認定医/インビザライン認定ドクター
三上 智彦
監修 矯正ドクター
日本矯正歯科学会認定医/インビザライン認定ドクター
名倉 奈津子
監修 矯正ドクター
東京歯科大学卒/医療法人社団佑健会 勤務

キレイライン矯正の3つのメリット

どんな歯科矯正方法にもメリット・デメリットがあります。キレイラインのメリットやデメリットはなんでしょうか?キレイラインのメリットについて、3つ解説していきます。

費用が抑えられる

キレイラインは、初回料金が2万円(税込み2.2万円)からと、手に取りやすい費用で歯科矯正が始められるという大きなメリットがあります。

一般的なマウスピース矯正の場合、全体の歯を矯正をすると70~130万円程度と高額の費用がかかります。従来のワイヤー矯正の場合も、同程度の費用がかかることが一般的です。そのため、歯並びが気になっても「100万円ものお金を払うのはちょっと…」と諦めてしまう方が少なくありませんでした。

キレイラインの費用は、都度払いプランの場合「初回1回2万円(税込み2.2万円)」と手に取りやすい価格となっています。2.2万円で、マウスピース上下4枚とケース、ホワイトニング剤1本がついてきます。「マウスピース矯正を続けられるか不安」という方も手軽に始められますね。

さらに、治療期間は最短5か月です。インビザラインやワイヤー矯正で全体の歯を治すと2~3年の治療期間がかかってしまうことが多いのですが、キレイラインなら5か月からと短い期間で治療ができるのもメリットと言えます。

支払い方がシンプルでわかりやすい

キレイライン矯正は、支払い方法がシンプルでわかりやすい点もメリットです。都度払いプランを選べば、1回目のお試し料金が2.2万円、2回目からは5.5万円とマイペースに支払うことが可能です。さらに、いつでも好きなタイミングで止めることができるというメリットもあります。

キレイラインならばお金が溜まったタイミングで支払いをすることも可能なシステムなので、気軽に歯科矯正をスタートできます。

また都度払いプランのほか、「コース払いプラン」もあります。4回・7回・10回などコースになっているプランで、費用の目安は21.1~41.8万円程度です。ある程度まとまったお金がかかりますが、デンタルローンを利用すれば、月々3,000円程度からの支払いも可能です。

「都度払いプラン」は気軽に始められるのがメリットですが、最終的な費用は「コース払い」に比べて割高です。そのためキレイラインをまずは試してみたいという方には「都度払いプラン」がおすすめですが、マウスピース矯正をキレイラインで続けたい方にはトータルコストが割安になる「コース払いプラン」がおすすめです。

前歯の部分矯正ができる

キレイラインは、前歯上下12本に特化したマウスピース矯正です。全体の歯並びや噛み合わせを治すことはできませんが、前歯の軽度なガタツキだけを矯正したいという方には、コストを抑えられるというメリットがあります。

キレイライン矯正3つのデメリット

キレイラインは、前歯12本(上下の犬歯から犬歯まで)のみを動かす歯科矯正方法です。そのため、歯並びによってはキレイラインでの治療が向いていないことがあります。

抜歯や、歯を削ることが必要な場合は向いていない

キレイラインは、「できる限り健康な歯を抜かない・できる限り健康な歯を削らない」ことを基本方針としているマウスピース矯正システムです。そのため、抜歯や歯を削る必要がある症例にはあまり向いていません。

どうしても抜歯やIPR(歯と歯の間を削る処置)が必要な場合は、クリニックの医師の判断で行うことがありますが、基本的にはあまり行いません。

ご自分の歯並びが抜歯なしに矯正ができるか気になる方は、こちらのYouTube動画をチェックしてみてくださいね。

奥歯を移動させる治療は向いていない

前歯に特化したマウスピース矯正ブランドなので、奥歯を移動させる治療には向いていません。奥歯を動かす場合、治療期間が長くなってしまうためです。そのため、前歯12本のみを動かすとしています。

噛み合わせ重視の治療方法ではない

キレイライン矯正は、前歯を短期間できれいにすることに重点を置いたマウスピース矯正システムです。奥歯の噛み合わせの治療をメインで行いたい方は、キレイラインではなく他の矯正方法を選びましょう。

キレイライン矯正の口コミ

実際にキレイライン矯正で治療しているしている方の口コミや評判には、どのようなものがあるでしょうか?

Twitter上での評判まとめ

キレイラインに関した評判やツイートをまとめてご紹介します。

・マウスピース矯正は面倒で継続することが大変

・思っていた通りに治療が進まなかった

続けるのが大変な理由として「マウスピースの着脱や歯磨きが面倒くさい」ことや、装着時間が自分自身で管理する必要があり続けられず「マウスピース矯正は自分には向いていない」などの口コミもありました。

キレイラインをやめたいと思う理由は?

やめたいと思う理由について、いくつか解説していきます。

噛み合わせが悪くなった

矯正中に、噛み合わせが悪くなり、やめたいと思う方が少なからずいらっしゃいます。矯正治療やキレイライン矯正で噛み合わせが悪くなるのでしょうか?

そもそも、キレイライン矯正は前歯12本の歯並びを整えることに特化した矯正治療です。奥歯の噛み合わせを積極的に改善するものではありません。抜歯や歯を削る処置もなるべくしない方針で、どうしても必要な場合にのみ「IPR(歯を削る処置)」を行いますが追加料金が発生します。

もとからの噛み合わせに問題がないケースで、前歯の見た目だけを改善したい方には向いている歯科矯正なのですが、奥歯の噛み合わせは重要視していないので、治療中に噛み合わせが合わなくなったと感じる方が一部いるようです。

出っ歯になった

キレイライン矯正には、「IPR」(歯と歯の間を削ってスペースを作る処置)や、「抜歯」をなるべくしないという特性があります。そのため出っ歯を治療する際は、歯の移動スペースを確保する為に「拡大床」を装着する必要することがあります。

「拡大床」とは上顎や下顎に装着し、歯を外側(頬側)に移動させることによって、スペースを作る装置のことです。抜歯をしたり歯を削ったりする必要がないというメリットがありますが、人によっては出っ歯になってしまうことや、顎を拡大し噛み合わせが悪くなることがあります。

マウスピースを付けるのが面倒になった

口コミで特に多いのが、「長くつけているのが大変」「つい装着を忘れてしまう」「毎回つけたり外したりするのが面倒」などの理由でやめてしまったという声です。

キレイライン矯正に限らずマウスピース矯正の場合、基本的に1日20時間以上マウスピースを装着する必要があります。さらに飲食の際は外す必要があるので、付け外しが嫌になってやめてしまう方は少なからずいらっしゃいます。

飲食の制限が辛かった

マウスピース矯正すべてに言えることですが、食べたり飲んだりするときには、マウスピースを取り外す必要があります。食事や間食はもちろん飲み物にも制限があり、マウスピースを装着したまま砂糖入りの甘い飲み物を飲むこともできません。

飲食をする際は毎回マウスピースを外してケースにしまい、食後に歯磨きをしてすぐにマウスピースをつける必要があるのです。このような飲食の制限をつらいと感じている方が、Twitterでつぶやいているケースが多くあります。

こちらのYouTube動画では、マウスピース矯正を行うことで生活にどのような支障があるのかについて紹介しています。
気になる方はぜひ見てみてくださいね。

キレイライン矯正をやめたほうがいい人の特徴とは?

キレイライン矯正をやめた方がいい人は、どのような人なのでしょうか?

面倒くさがりな人

キレイライン矯正に限らずマウスピース矯正全般に言えることですが、マウスピース矯正は自己管理が必要になります。「毎日20時間以上マウスピースを装着する」「食事の度に着脱する」「飲食後は毎回歯磨きをする」などの面倒に思えることがたくさんあります。面倒くさがりの方には、マウスピース矯正に向いていないかもしれません。

しかし、1ヵ月程もすれば慣れてしまう方が多いのも事実です。また、「マウスピースの着脱が面倒なので間食の頻度が減った」「甘い飲み物を飲む機会が減った」「いつの間にかダイエットになっていた」など肯定的にとらえている方もいます。

全体矯正が必要な人

キレイライン矯正では基本的に「奥歯の移動」「抜歯」「IPR(歯と歯の間を削る処置)」はしません。そのため歯並びの悪さの程度が大きい場合は、キレイライン矯正でしっかり矯正することは難しいといえます。

矯正が長引くほど追加料金がかかってくるシステムなので、多く歯を動かす必要がある方は最終的に費用が高くついてしまうこともあるでしょう。

噛み合わせを重要視したい人

キレイライン矯正は、前歯上下12本を短期間・手に取りやすい価格で矯正できることに特化したマウスピース矯正ブランドです。「抜歯」「IPR」「奥歯の移動」などは基本的にしない方針なので噛み合わせの調整は難しく、審美性を重視しています。
噛み合わせを重要視したい方は、全体矯正のできる他の矯正治療方法も合わせて検討することをおすすめします。

まとめ

マウスピース矯正の中でも人気のある「キレイライン矯正」のメリット・デメリットと、やめたいと思ってしまう理由について解説しました。比較的、マウスピース矯正全体に言えることと同じことが多かったように思えます。

また、部分矯正は一部の方しか対応できないため、しっかり治す必要がある方は全体矯正を行いましょう

キレイライン矯正は、初回料金2.2万円で気軽に始められるというのが特徴です。ただ「奥歯や噛み合わせの治療は難しい」「重度の歯並びの矯正は難しい」などのデメリットがあります。

マウスピース矯正ブランドの「エミニナル矯正」では、歯並びや口の状況を精度高く診断し、一人一人に合った治療計画を提示してくれます。気になることがあれば、気軽に矯正相談を受けてみてくださいね。

マウスピース矯正どれにしようか迷ったら、「エミニナル矯正」を受けてみて!

月々2,750円から始められるエミニナル矯正は、「安心」で選ばれるマウスピース矯正です。

近年、不適切なマウスピース矯正治療により、残念な想いをされている方がいます。

治療期間が短く、極端に安価であることを謳うマウスピース矯正がでてきている中で、「歯並びの仕上がり結果が、理想から程遠い。噛み合わせが逆に悪くなった。」「当初伝えられた治療費より、結果大幅に総額が高くなり、途中で治療を断念した」などのお声を聞きます。

これらの問題を解決すべく、エミニナルでは矯正のプロ”矯正ドクター”が100%担当する仕組みを作りました。在籍ドクターの治療経験は500症例以上なので、安心です。

エミニナル矯正の矯正相談では、あなた1人1人の矯正に対する不安を取り除き、そもそもマウスピース矯正が合っているのか?、金額や支払い方法はどのようなものがあるのかを丁寧にお伝えしています。

提携クリニックは全国拡大中です。お近くの提携クリニックはこちらからお探しください。

 

サービス名 エミニナル矯正(EMININAL)
目安総額
(軽度〜中度)
33万円〜66万円
※自由診療
初回診断 無料

>>>公式サイトはこちら

Q&A

Q1.キレイライン矯正をやめた場合返金はありますか?

キレイライン矯正を解約する場合の返金は、矯正費用を「都度払い」で支払っているか、「コース払い」で支払っているかにより異なります。

「都度払い」解約時の返金

都度払いで支払っている方は、いつでも解約が可能です。必要経費を1回ずつ支払うシステムなので、解約を申し入れればそれ以降追加料金が発生することはありません。

「コース払い」解約時の返金

コース払いで支払っている方も、途中解約は可能です。ただし、既にマウスピースを製作済の場合は返金対象になりません。具体的に「いつまでに連絡すれば返金があるのか」、「いくら返金されるのか」などの決まりはありませんので、返金を希望される場合は提携歯科医院に確認しましょう。

Q2.キレイライン矯正は痛みがありますか?

キレイライン矯正に限らず、マウスピースやワイヤー矯正で歯を動かす際には痛みや違和感がつきものです。

痛みの程度は人それぞれですが、新しいマウスピースに交換して3日ほどは「歯が締め付けられるような感じがする」「噛んだときに違和感がある」「上下の歯が当たると痛い」などと感じる方が多いようです。

ただ基本的に、キレイライン矯正の「マウスピース矯正」は、痛みが抑えられる治療法と言われています。またマウスピース矯正は、歯の形をしたプラスチックの薄い装置をつけるため、口腔内を傷つけたり口内炎ができたりするトラブルが少ないと言えます。

キレイライン矯正は「ソフトタイプ」と「ハードタイプ」2種類の硬さのマウスピースで徐々に歯に力をかけていくシステムです。まずはソフトタイプを装着して歯を動かす準備期間を過ごし、数週間後にハードタイプを装着して歯を動かしていくので矯正力がコントロールされ、痛みを感じにくいというメリットがあります。

Q3.インビザラインとの違いはなんですか?

キレイライン矯正は手に取りやすい価格で部分矯正ができるという特徴がある反面、適応できる症例範囲が狭いというデメリットがあります。

インビザラインは高額ではありますが、症例の適応範囲が最も広いマウスピース矯正システムです。他のマウスピース矯正では適応できないと言われた歯並び・噛み合わせの症例でも対応できることがあります。


Emi

デパコスからドラコスまで大好きな、根っからの美容好き。最近は美容医療領域の興味関心度が高い。綺麗に年を重ね、素から綺麗を目指したい。